参加者の少ないマーケットと参加者の多いマーケットを比較してみます。トレーダーが勝ちやすいのはどちらのマーケットでしょうか?投資家ではなく、短期トレーダーの見地に立って検証してみます。
「参加者の多いマーケットで勝ちやすい」というのがセオリーとして通っていますが、参加者の少ないマーケットで勝っている人も、事実、存在しています。参加者の少ないマーケットでは特定の癖のようなものが存在し、その癖を発見することで他者よりも優位に立つことが可能です。また、大型プレイヤーの動向を探ることでその裏をかいて利益を上げるということも可能です。
その癖が出る理由も様々で、例えばファンドであれば必ずその銘柄を組み込まなければならなかったり、或いはその銘柄を保有している機関投資家の現金化のためにその銘柄を売らなければならなかったりします。もっとわかりやすい例でいえば、毎月第●営業日に会議があったその直後にいつも買われるといった極端な話もあります。そういった情報が得られれば、低リスク高確率で利益を確保することができます。インサイダー取引はダメですが、マーケット動向を深く分析するとその癖がわかることもあり、何らかのアノマリーが出やすいというのが参加者の少ないマーケットの特徴です。
一方、参加者の多いマーケットではこのような癖はまず出ません。むしろ市場心理に根差した大衆心理に影響されますので、構造的なアノマリーから利益を上げることは難しくなります。ですが、この大衆心理からのマーケットの癖は構造的なアノマリーよりも長期にわたって機能しますので、システムを作るのであれば参加者の多いマーケットであることをお勧めします。参加者の少ないマーケットでの構造的なアノマリーは低リスク高確率ですごくいいシステムが作られることもありますが、手法がばれてしまうのも早く、途端に儲けられなくなります。
以上、取引コストや流動性の問題もありますので、短期トレーダーの場合は参加者の多いマーケットでトレードを行うべきだというのが今日の結論です。
さて、そうなると今度は、参加者の多いマーケットでいかに儲けるべきか、という問題に行き着きます。







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