取引市場の選択

トレーディングシステムを使う手法は伝統的な投資手法と違い、リターン貢献度の割合はアセットアロケーションに左右されにくいものとなります。これは、ストラテジーによりリスクを分散することが可能であるというところからきています。

また、多くの種類の運用資産を考慮しなくてよい=得意な銘柄のみで勝負できるというメリットがある反面、ストラテジーの特徴に見合った市場を選択しなければ、利益を上げることが難しいといった伝統的な投資手法の市場選択とは違ったアロケーション能力が必要とされます。

様々な運用ストラテジーがあると思いますが、わかりやすい例として日中のボラティリティに賭けるシステムトレードを行うとした場合、日中のボラティリティのない市場でトレーディングを続けても当然利益は出てきません。流動性もさることながら、最小ティックやストップ高安の違い、オープン・クローズのルールなどの取引所の制度も考慮に入れて、そのストラテジーに見合ったベストな市場を選択するべきです。

具体的には、スィングトレードだとFX、現物株。デイトレードだと商品先物、動きの激しい現物株などですね。株式は、銘柄数も多いですので、フィルタリングをすれば無駄なトレードを減らすことができ、収益率が増すのではないかと思います。

Print Friendly, PDF & Email

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

当サイトは、システムトレードに関する専門的な知識、技術、経験を皆様と共有することで、真剣なトレーダーの方々にインスピレーション(アイデアの源泉)の供給をいたします。トレーダーの競争力強化に焦点をあて、トレーディングシステムの構築を目的としてその普及に貢献します。 詳細は「概要とサービス内容」をご覧下さい。 ご要望はこちらで承ります。