FXの長期トレンドを予測するのに利用されるのがIMM投機筋ポジションです。投機筋が持っているポジションが買いと売りのどちらに傾いているのか、週ベースでどのようにポジションが変化していくのかを知るのに重宝されます。このIMM投機筋ポジションは、FXの取引動向というよりは通貨先物のポジションの偏りで、ドルを軸に他の通貨変動を見ます。
円先物というのは相場が上がれば円が高い(ドルに対して)、相場が下がれば円が安いという意味です。ドルは基軸通貨なので、FXでも対ドルの為替はストレートなんて言いますが、つまりは全ての通貨をドルから見て評価するのがグローバルでは一般的となっています。
買いと売りの色分け及びネットポジションの推移が各通貨で表示されていますので長期トレンドが確認できそうです。どの通貨に人気が集まっているのかもトレードをする上では重要です。
注意することとしては、発表基準日は火曜日の取引終了時です。そして公表されるのがシカゴ時間の金曜15:30(日本だと土曜朝)です。
ユニークなところでくりっく365の建玉を見ることができます。これも火曜日の取引終了時点が基準で、次週の火曜10時までに公表されます。つまりは一週間遅れです。シカゴと違う点は、対円であることと国内顧客の思惑が入っていること。一般的に日本国内のポジションは逆張り傾向が強く、仮に上昇トレンドがあると売りポジションが膨れ上がります。そして、スワップ狙いのほうに傾きます。
あとは、日次で各FX業者が顧客のボジション動向を公開しています。
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