国内株価予測と今後

日経平均は、今月半ばから1万円を回復し、各社アナリストやストラテジストは株価予測を一気に引き上げました。今週は冴えない動きが続いているものの機関投資家辺りはやや強気な姿勢を見せています。一方、個人投資家サイドは一部を除いてまだ強気一辺倒とは言えない状況です。実生活ではまだまだ景気上昇の兆しが見えないといったところでしょうか。

株価の上下はさておき、最も心に引っ掛かっているのが日本という国の成長戦略です。就職活動組は安定志向が強く大企業や公務員が人気となり、今も日本経済を支えているのは数十年前の番付とほとんど変化のない大手企業です。ソフトバンク、楽天、ファーストリテイリング といった新しい、独創的なビジネスモデルの企業が生まれているのは喜ばしいことで、まだまだ捨てたものじゃないと信じたいところですが、今も感じる全体の閉塞感が今の日本の一番の問題ではないかと思われます。

例えば、消費税についても色々と話し合いをやっているのですが国のリーダーたちが長々とパイの取り合いのような話を続けてもらっては、国民も気が滅入るというものです。国のリーダーの仕事は国民を希望の道へ導くことだと個人的には思っているのですが、恐らく無理ではないかとあきらめの気持ちもあることは事実です。ここは個人がしっかりと意識を持ち、自分自身の成長戦略を描くことが大事だと思います。個人が強くあれば国や組織が不甲斐なくとも必ず道が開けるでしょう。

話はそれましたが戻ります。今後の株価予測として金融的な株価の上下動はあるものの本当の底力を伴っての上昇はないのではないかと感じています。何故なら将来の希望ある展望が十分見通せないからです。つまりは今後も、相場で勝つには市場センチメントを見極めることが大事だと思われます。

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