2021年6月21日(月曜)寄稿 ⇒本稿の賞味期限は6月23日 13:00までです。
■伝統的金融市場の最大の関心事は欧米のインフレ、テーパリング早期に繰り上げ!?
■暗号資産業界の最大の関心事は中国のマイング規制など
株価が全面安の様相。日経平均先物は日本時間の10時時点で2万8000円近辺まで低下、ダウは前日比マイナス1.58%、ドイツDAXは1.78%のマイナス、英国の株価指数であるFTSE100は前日比マイナス1.90%の下落となった。英小売売上高が1.4%減と市場予想を大幅に下回った。米国の中小企業の指数であるラッセル2000は前日比マイナス2.17%となり、フィラデルフィア半導体指数も2.44%の減退となった。
FOMC後のスタンスの変化がマーケットに影響を及ぼしている。米国10年債利回りの1.43%はここ数ヶ月の安値へと向かい、株式マーケットへの恐怖度合いを示すVIX指数は20.70と、心理的節目である20を超えた。前日の商品市況の暴落が波及した形となる。貴金属も弱いが、先週の金曜はプラチナの下落が顕著となり、今年1月の水準まで下降している。
為替はドル指数が0.4%程度上昇したことにより、ユーロが約0.4%の値下げとなり、ポンド、カナダドル、オセアニア通貨も弱い。原油は1.3%程度強含み、現在は71ドル台に乗せている。
暗号資産市場は方向感がない。ビットコインは3万5千ドル台でセンチメントは低下しており先週金曜からの下落につながっている。DeFi関連のTITANの暴落が引きずっているものと思われる。中国のマイニング規制によりハッシュレート低下も一因である。
【トレード妙味のある銘柄】
NY原油
イーサ
大豆
プラチナ
【マーケット解説について知ってもらいたいこと】
・プロトレーダーに焦点を当てた市況の解説
・金融市場を俯瞰しての暗号資産のポジショニング
提供する内容はこの2点で、以下のポイントを考慮して下さい。
これは自分自身で考えないといけません。
①材料が一過性のものなのか
②価格へのインパクトが継続するものなのか
当コンテンツの差異性:金融市場を俯瞰して暗号資産の市況解説をする
差異性とは他の市場解説やマーケット市況と当コンテンツとの違いになります。
※トレーダーは何をトレードしてもよいので、ホットかつ妙味のある商品を対象としてもよいし、暗号資産に妙味がなければ無視をしてもよい。
トレーダーとしての心構え
・「物事が起こってからの解説」は知るだけでよい。予測の力量はトレードの成績に直結しない
・「今、目の前で起きている」マーケットの動きは説明できない
・方向性がわからなくても儲けることは可能
・アナリスト/ストラテジストが「上がる」との説明に対して、戻りや調整局面の利用が可能
・初動は孤独であり、しかし大波には乗るべし
トレーダーは市場原理を知らなくても勝てる人は勝てる。トレードに直結しないマーケット解説や市場分析のみのレポートと当コンテンツとは趣旨が異なるはずですが、表面的には一般的な市況と変わらないのはやむなしと存じます。