2021年6月8日(火曜)寄稿 ⇒本稿の賞味期限は6月10日 13:00までです。
■金融市場の最大の関心事は欧米のインフレ、G7税制改革も焦点
■暗号資産業界の最大の関心事は中国と米国の税制&送金規制
欧米共にまちまちの展開。最高値圏にあるドイツDAXは前日比マイナス0.10%と反落した。VIX指数も±0の変化なしで、特筆すべきことはない。米国の中小企業の指数であるラッセル2000が前日比プラス1.43%と、動きがあったのはこの辺りだろうか。米国10年債利回りは1.56%へと低下し、ゴールドは反発となって1,900ドル台を回復した。
NY原油はいったん崩れているが上昇トレンドを維持しているといえる。あとは天然ガスの上向き傾向が明確になってきたことくらいだろう。
暗号資産市場は、ネガティブな方向へと向かっている。マイクロストラテジー社がシニア担保付債券を売却して4億ドルを調達し、その資金でビットコインを購入する予定があるとの報道や、中国がブロックチェーン技術を世界最高レベルにするとのコメントが飛び交うが、米国の元大統領トランプ氏がビットコインを詐欺だと発言したことが急落を招いたと解釈するところもある。エルサルバドルのビットコインの法定通貨検討は引き続き当局にとっても困惑するケースであろう。
【トレード妙味のある銘柄】
DAX
NY原油
ビットコイン、イーサ
【マーケット解説について知ってもらいたいこと】
・プロトレーダーに焦点を当てた市況の解説
・金融市場を俯瞰しての暗号資産のポジショニング
提供する内容はこの2点で、以下のポイントを考慮して下さい。
これは自分自身で考えないといけません。
①材料が一過性のものなのか
②価格へのインパクトが継続するものなのか
当コンテンツの差異性:金融市場を俯瞰して暗号資産の市況解説をする
差異性とは他の市場解説やマーケット市況と当コンテンツとの違いになります。
※トレーダーは何をトレードしてもよいので、ホットかつ妙味のある商品を対象としてもよいし、暗号資産に妙味がなければ無視をしてもよい。
トレーダーとしての心構え
・「物事が起こってからの解説」は知るだけでよい。予測の力量はトレードの成績に直結しない
・「今、目の前で起きている」マーケットの動きは説明できない
・方向性がわからなくても儲けることは可能
・アナリスト/ストラテジストが「上がる」との説明に対して、戻りや調整局面の利用が可能
・初動は孤独であり、しかし大波には乗るべし
トレーダーは市場原理を知らなくても勝てる人は勝てる。トレードに直結しないマーケット解説や市場分析のみのレポートと当コンテンツとは趣旨が異なるはずですが、表面的には一般的な市況と変わらないのはやむなしと存じます。