学問というのは人間が経済的活動や文化的活動を行うにおいて土台となる知識集約を学ぶことを意味し、本来格式高い(ような?)ものでもありますが、案外そうでもない分野もあります。それが、経済学より派生した行動ファイナンスです。その学問形式以前の形である相場格言は相場の性格をわかりやすく表現しているので知っておいて損はありません。
相場というのは結局のところ人間心理の集合が産み出すものであり、チャートはその軌跡と言えるでしょう。金銭が絡みますので、理論価格が算出できるとはいえ人が買えば値段が上がり、売れば値段が下がるという単純なものです。数理モデルやら何やらを使っていても、人間の欲望に飲み込まれて全ての理論的根拠が何の意味もなくなるのは当然です。
相場格言「人の行く裏に道あり、花の山」というのがありますが、これは「株式市場で利益を得るためには、他人とは逆の行動をとらなくてはならない」という意味です。
※野村證券 証券用語集参照
当然ながら、いつもこの格言があてはまるとは限りません。群集と違った行動をしていればいつでも成功できるというのは本来は間違いであり、たいていの場合、群集は正しい行動をとると言えます。つまり、ほとんどの人が「原油が上がる」と思っているときはそのまま上がるものであり、売りで入ると負けてしまいます。群衆には勝てないのです。
「Trend is Friend」という格言は、流れに逆らわず周りと同じ行動をとることで利益を上げられるという相場の鉄則でもあります。しかしながら、トレンドにも終焉があるわけで相場の転換点ではこういうわけには行きません。このようなとき、群集と違った行動を取ることが必要条件となり、「人の行く裏に道あり、花の山」という格言がぴたりとあてはまるわけです。転換点を探るのは難しいことですし、まだ転換点ではないと判断し、トレンドに乗り続けることも難しいことです。相場で勝つというのは、これらの波を上手に見極めて泳ぎきらないといけないのです。






コメントを残す