ストラテジー強化に伴う新規ストラテジーの導入について、同じタイミングで新しいシステムと古いシステムをそのまま交換してしまうというのではなく新しいシステムを導入しつつポートフォリオを強化していくというポートフォリオ調整方法を紹介したいと思います。個別システムの最適化をして連続性を失うことを極力避けるのが狙いです。便宜上、金額ベースでの割り当てを考えて例示してみます。
トータルポートフォリオ120万円:
・システムA 20万円
・システムB 70万円
・システムC 30万円
このとき、新システムDというのを導入しようとした場合は以下のようにシステムA-Cの比率と全体の資金額を固定してポートフォリオの内容を変更します。実際は、他のシステムとの相関や市場特性を考えて、新システムDの比率を小さくします。新顔で新システムDの割合を大きくとることは通常はよくありません。
トータルポートフォリオ120万円:
・システムA 15万円
・システムB 52.5万円
・システムC 22.5万円
・システムD 30万円
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また、システムCというのがどうしてもうまく機能しない、再最適化が必要だと判断される場合、(再最適化後のシステムをシステムC’とします。)システムCの比率を減らす代わりに、システムC’を導入することを考えます。
トータルポートフォリオ120万円:
・システムA 20万円
・システムB 70万円
・システムC 20万円
・システムC’ 10万円
システムC→システムC’と再最適化をすることによって、システムCを廃棄してシステムC’を導入するインパクトよりも、徐々に浸透させていくほうが、インパクトが少ないのではないかという考えが根底にあります。
最適化によって得られた最も良いパラメーターが、実際の取引でも最高の結果を得られるわけではないという考えを前提にすると、再最適化をしたシステムが元のシステムをアウトパフォームするとは言えないのではないかというのがこの考え方をサポートする理論です。というのも、調子の悪いオリジナルのシステムCが将来に復活してくる可能性もあるからです。また、システムCを更に徹底調査して、より良質のシステムC!!ができる可能性もありますから、安易に再最適化で調整するよりも、より綿密な開発を心がけることも大事です。イノベーションが生まれる方向に賭ける姿勢が、今後トレーダーとして飛躍するための大事な第一歩なのだと感じています。







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