一頃と比べて、個人投資家と機関投資家ではインターネットの普及により、トレーディング環境の差は縮まってきています。しかしながら、個人投資家が無料で、リアルタイムデータを引っ張るのには限界があります。一番安価なのがブローカーで提供されているサービスをそのまま利用する方法なのですが、質のいいデータを引っ張るには専用のソフトが必要になり、やはり高額になってしまいます。しかし、お金を払えば機関投資家とほぼ同じ土俵に立てるというのはメリットです。
チャート描画ソフトを使ってリアルタイム・チャートを表示させるのは簡単かもしれませんが、データを保存することも同時に考えるとなると少し厄介です。例えば、データ取得用専用ソフトウェアもしくは自己開発のソフトウェアと組み合わせることによってデータベンダーのサーバーからデータを引っ張ってきてチャート表示をし、リアルタイムでデータを貯めこむことはできますが、回線不良でネットがつながらなかったら、その時間だけデータを遡ってデータを取得することが難しくなります。データ保存のためだけにPCをずっと立ち上げっぱなしにしておくのは、あまり実用的ではないでしょう。つまり、遡ってデータを取得できるヒストリカルデータ取得機能も実装していないと後々困ることになります。
以上、まとめるとリアルタイムデータ取得とヒストリカルデータ取得は別個のものと考えるとすっきりします。
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