テクニカルアナリスト達の堂々巡りの思考

材料があって相場が動くと思っている人は多いですが、材料はなくとも相場は動きます。理由なき変動は結果的に大きくなることもあります。ニュースメディアはその原因を探し、たいていの場合はその材料を探し当てて記事にするのですが、どうしても理由がつけられない変動のときもあります。

例えばの苦しい理由付け。雇用統計が市場予想を上回ったことから、次回FOMCでの利上げが意識され株価は下落。なんてものはまだ序の口かもしれません。利益確定の売りで下落なんてものは、果たして誰の利益確定なのか全くわかりません。損失確定の売りで下落というのは聞いたことありませんし。

このような理由付けを省いてマーケットに向き合うのがテクニカルアナリスト達です。テクニカルアナリストはチャートの動きだけで物事を判断します。上がれば強い、下がれば弱い。計算式を用いて買われすぎ、売られすぎを判断することもあります。価格で損益が決まるわけですから、価格だけを見るというのは道理にかなっているように見えます。なのでテクニカルアナリストのほうが有利だと見えてしまいますが、ここにもまた落とし穴があって、結局は価格だけを見れば、マーケットのセンチメント(売買して儲けてやろうという欲望の渦)に埋もれてしまうのです。なぜならばみんな儲けようとしているからです。

だったら、価格だけに踊らされず、しっかりとした理由付けを確認してから売買しましょうというのがファンダメンタルズ分析で、このコラムの最初の文章に戻るという話です。

結局はスタイルが大事ということです。

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