今となっては当然とも言える市場間の関係について述べられた本です。システムトレーダーにとって、単一市場を見ていればよかった時代は終わり、市場間の関係を定量的に分析する上でもヒントが満載です。
歴史の解釈から始まり、商品先物や金利、債券と株式との関係をサイクル理論やテクニカル分析に当てはめたもの。これだというはっきりとした回答は得られないというまどろっこしさはあるが、それは相場なのでむしろ当たり前のことです。そういう意味では相場に正直に向き合えている良書と言えます。
これらグローバルのマクロ視点を醸成することができればシステムトレーダーとして一皮むけたことになるでしょう。
コメントを残す