Market on Closeオーダーが発注され、その手口が公開された場合には、その情報を用いての収益機会が生まれます。例えば、売りオーダーが多い場合を考えると、マーケットのクローズ時点では価格が下振れることになります。このような情報を使うと、クローズの前に売ってクローズと同時に買い戻しを行うことで、他の参加者と比較して優位に立てることになります。いわゆるフロントランニングと同じ状況となります。そして、その情報が公開されているということは入手容易な情報であるとなると、同じストラテジーを使って儲けようとする人が増えてきます。その結果、クローズにかけて価格が切り下がることとなり、収益が圧迫されます。このような状況ではゲーム理論の要素も絡んでくるところが面白いところでもありつらいところでもあります。
では、Market on Closeオーダーが非公開情報であればどうでしょう。例えば、大きなブローカーが注文を取り次いでいた場合、自己の情報のみでそのストラテジーを行うとします。他のトレーダーと比べても優位な立場にあるわけですが、そのストラテジーを実行することで現実として価格は若干切り下がります。その切り下がったという事実のみをシグナルとして第三者がシステム的な売買をすれば必然的に次点の優位な立場に立つことができ、ある程度の収益機会が生まれるかもしれません。そのような収益機会を収集し追求していくのがシステムトレードの醍醐味です。これらのアノマリーは実際に存在する可能性も高く、安値引けと高値引けでもコメントしているように上手に組み合わせることで継続的な利益を得ることが可能です。








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