長期戦略と短期思考

本日のお題は長期戦略と短期思考です。会計で意味するところの短期長期(一年基準)という話でもないですし、短期長期売買(一日基準)といった話でもありません。私の未熟な人生経験から学んだことなのですが、人間というのは考えることを怠ればどうしても短期思考に陥りがちとなり、このような考えではどうしても大成できないのではないかというところに達しております。

皆様の子供の頃を思い浮かべて下さい。その瞬間の判断しかされてなかったかと思います。例えば、目の前にアイスクリームがあるから食べる。小遣いをもらったから使う。勉強やりたくない。テレビを見たい。ゲームをしたい等。そのような短期思考で行動を繰り返すと、長期で物事を成すことは難しくなります。だからこそ、親が小言としてその行動を戒めています。親の方が人生経験が豊富であるから、この先どうなるのか見通しが立っているからですね。まあ子供とは言わず、大人でも短期思考のままの人は少なからずいます。

では、ここに少し長期的な戦略を取り入れてみましょう。といっても、戦略と言って格好つけることはなく、これらの行動をちょっと長い目でみてみるのです。アイスクリームは美味しい。でも毎日食べ続けると甘いもの依存となり将来肥満になってしまう。栄養が回らず体が丈夫に成長しない。小遣いを貯めてもっと高級なおもちゃを買った方が良い。勉強することで世の中のことがわかり、世渡り上手になれる。つまり、スパンを少し長くすれば、いわゆる良き行動をすることの快楽の方が勝ってしまうのです。

80年を考えてみて下さい。テレビを80年間見続けるのは退屈です。しかし、80年間勉強をし続けることは何よりも脳の成長を促すものでもあり、大変気持ちが良いものです。甘いものを食べることもそうです。確かにその瞬間は最大の幸福感が得られるかもしれませんが、数年で考えれば肥満や成人病のリスクが高まっています。健康体と肥満体で考えれば、健康体であることの方がよっぽど人生も楽しいです。そう考えると、現時点で甘いものを食べるという選択肢はよい選択とは言えない話になります。

では、いよいよトレーディングの話に入ります。相場というのはランダム要素が多いこともあり、運によって支配されることが多い世界です。とっさの判断で勝つこともあり、負けることもあります。勝つのは嬉しいことですが、運に支配されていることが多い以上、その勝ちは技術なのか運なのか、その判断が難しいのです。ここで短期思考だけでされている方は、何の知識経験を蓄積することもなくただの相場のリアクションだけで生きていこうとします。このような行動は当然ながら長続きはしません。しかし、今後も売買を継続していく、生き残っていくという考えをお持ちの方はこのような行動はとらず、トレードの戦略構築を重要視します。一回一回の売買で一喜一憂するよりは、長い目で見て喜びたい、だからこそ戦略というのが重要だという考えに行き着くのです。ここがプロと初心者の違いだとも言えます。パチンコに行くとして(あまり詳しくないですが・・・)、その日暮らしで何も考えずに行く人と台の釘の並びや配置、それぞれを体系的に分析して経験を蓄積する人とで比べると、やはり成績は異なっていることでしょう。2~3日であれば、何も考えない人でも大勝ちすることがあります。ですが、プロ思考で考えている人は大勝ちを目指すというよりは大負けをしないために小勝ちを積み重ね、長期での勝ちを選んでいるのです。だから損切りも全然平気なのです。

長くなって本当に申し訳ないですが、結論としてトレードというのは売買戦略構築が大事だということです。そして、人生においても長期で物事を考えることの方が良き行動につながるということです。

1000年を考えれば、体系だった思考術=宗教が意味を持ちますし、1万年ともなれば地球環境のことも考慮しないといけません。長期の快楽は、短期世界から見れば素晴らしい行動なのです。

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