プライスパターンを当てはめたトレーディングシステムはバックテストの成績が良好であっても収益性はそれほど高くありません。カーブフィッティング気味に仕上げてしまうというのはあるかもしれませんが、それよりもプライスパターンだけで将来予測性が高まるほどの説明力がないからです。結局は価格の軌跡だけですので、値動きがある形に当てはまった場合のみを根拠とするのはあまりよろしくないということでしょう。
つまり、もうひとつ別のスパイスが必要なわけで、トレーディングシステムに効く何かを加えないといけません。それは出来高であったり他のファンダメンタルズデータ、センチメントデータであるかもしれませんが、そこは熟考すべきポイントでしょう。
アインシュタインいわく、「ものごとはできるかぎりシンプルにすべきだ。しかし、シンプルにしすぎてはいけない。 」
例えば仮想通貨のトレードです。ビットコインは上昇しています。買っておけばよい。ただし、何かが足りないと思うのは当然で、それにプライスパターンを組み合わせて、あとは何か効く材料があれば言うことないと思うのですが、まだまだ何が効くのかヒントが得られていません。簡単にわかれば苦労しないのですが、案外と答えは身近にあると思いますので日々アンテナを広げておきましょう。
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