アメリカの代表的な株価指標の一つがS&P500であり、計算方法は日本の東証株価指数と同じ、値段と出来高を考慮に入れた時価総額加重平均型です。アメリカでの株価の代表として話題となるのは日本と同じくダウ平均でありますが、機関投資家間ではS&P500のほうを重点的にみており、先物の取引量は断然S&P500が多いのです。
その株価指数の先物であるS&P500先物といえば、シカゴマーカンタイル取引所のラージS&P500、グローベックス取引所のE-miniS&P500があります。
ラージS&P500は売買人が大声を出し、手振りを交えて昔ながらの取引を行っています。ここ最近は出来高減少が著しい様子です。対して、グローベックス取引所はいわゆる電子市場で、全ての取引をコンピュータ上で行っています。E-miniS&P500は世界各国の個人投資家、機関投資家が取引をしています。もちろん日本からでも取引が可能です。
昨今、ダイレクトアクセスを採用しているブローカーが多く、その約定スピードはマッハ級です。また出来高も申し分なく、日本の先物市場を見慣れた方はその流動性に感動することでしょう。2011年2月4日は158万枚でした。以下に特徴をまとめておきます。
最小値幅 | $12.50 |
一日の値幅平均 | 約11ポイント(1ポイント$50) |
証拠金 | 約20万円 |
約定総額 | 約$65,375 |
手数料往復 | 約400円 |
2010年5月6日のフラッシュクラッシュの原因は、7万5000枚のE-miniS&P500が原因だと言われています。
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