CTA(Commodity Trading Advisor)とは

先物・オプションのストラテジー運用型ファンドの運用者を米国ではCTA(Commodity Trading Advisor)と呼びます。商品先物ではなく株価指数先物、債券先物やオプション等のデリバティブのみを運用していてもCTAというカテゴリを用いますので、商品ファンドの運用を行っているという定義は必ずしも当てはまりません。

この辺りの定義は少し紛らわしいので、業界紙や金融論文等は、ヘッジファンドのカテゴリの一つとしてマネージド・フューチャーズという用語で統一している場合もあります。また、CTAはファンド運用に限らず顧客口座の助言・一任売買も行いますので、他のヘッジファンドとは区別して扱われることもあります。

さて、システムトレーダーのキャリアパスですが、CTAとして起業し運用を行う方法があり、うまく運営していくには各部門の明確な柱の構築が重要です。今回、あくまで収益体制のみを重点に置いていますので法的な資格や諸手続きは考慮していません。
・マーケティング(新規顧客開拓)
ヘッジファンドは個人への直接的な勧誘、不特定多数への宣伝が禁止されており、宣伝をしてよいのは適格投資家に対してのみとなります。

考えうる手段① ヘッジファンドの評価サイトに登録
考えうる手段② 投資教育目的でのニュースレター
考えうる手段③ 投資教育目的でのセミナー

個人的には、マーケティングのやりすぎは胡散臭く感じますので、あまり力を入れる必要はないと思います。運用力あってのヘッジファンド及びCTAです。

・顧客管理
顧客の運用方針に則した運用を行うための定期的な顧客へのヒアリングやリレーションシップ構築、ガイドラインの徹底通知を行います。展望や運用パフォーマンスなどの運用報告も必要です。

・トレーディング・デスク
トレード執行を重点に置いた部門です。処理速度向上を課題として、誤発注・障害などのトラブルをなくし、コストを出来る限り抑えます。ブローカーの選定や、トレーディングに基づいた諸経費の節約も考えます。

・分析・リサーチ
運用ガイドラインの範囲内で、ストラテジーの改善や新手法の開発など様々な分析を行います。ここは、収益力を担うコア部門となります。

・会計
一回のトレーディングの記録から、ファンド・パフォーマンスの算定、そして組織全体の経営管理・Taxを考慮した効率経営・成長戦略を導きます。ブローカーから送られてくるステートメント等法定帳簿の保存期間をチェックし、保管をしなくてはいけません。

Print Friendly, PDF & Email

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

当サイトは、システムトレードに関する専門的な知識、技術、経験を皆様と共有することで、真剣なトレーダーの方々にインスピレーション(アイデアの源泉)の供給をいたします。トレーダーの競争力強化に焦点をあて、トレーディングシステムの構築を目的としてその普及に貢献します。 詳細は「概要とサービス内容」をご覧下さい。 ご要望はこちらで承ります。