マーケットは自己のメカニズムで動きますので、思い通りに動かすのは難しいですが、一つ、人為的に巨大な影響を与えられるイベントと言えば、FOMCの政策金利決定でしょう。
雇用統計、その他もろもろのイベントは言わばFOMCで決定される材料のうちの一つでしかありません。金利マーケットは超巨大で、まあ貨幣経済においてそのレンタル料である金利というのが重要なファクターだからなのですが、その「ターゲット」についてはどのマーケットを取引するにしても見ておくべきでしょう。マーケットの蛇口と思えばいいかもしれません。米国の政策金利が中心となるのは、ただ単に米国経済が大きいからです。
CME FedWatch Tool (取引所提供の米連銀金利ウォッチ)
2018年3月の利上げが濃厚です。株価が堅調であれば利上げしやすいのでその確率は高まります。今はそういう論理思考となっていますが、その論理思考が変わる時もあり、例えば利上げ確率が高まったから株価が下がるといった考えに至ることもあります。なので、状況に応じて論理が変化するため、金利と株価、通貨の値動きの関連性を一つの方程式で説明するのは難しいです。
コメントを残す