私は適応的市場仮説を信奉する人です。マーケットというのは適者生存が原則です。変化を恐れるものは淘汰されますし、変化しすぎるものは波に飲まれます。規律を守るということと、ワークしない手法にすがりつくということ、これらは相反する考えでもありますが、それらも含めてのマーケットです。
昆虫の世界を思い浮かべてもらえればいいかもしれませんね。戦略があり、それを実践していく。気候要因や天敵が現れて厳しい状況のときもありますが、それでも生き残らなければならない。すごく追い風が吹いて繁栄することもありますが、それも長く続かない可能性もあるし長く続くこともある。まさに栄枯盛衰です。昆虫と我々とで違うことは、フィールドを選べることです。また、戦略変更も思いのままですが、失敗すれば食われてしまう。
寄生、擬態、集団行動、一匹狼と変幻自在です。アブラムシ(小型で弱々しい昆虫と言われる。)を想定する人はいないかもしれませんが、アブラムシであっても生存の戦略があるわけです。
以下、過去に書いたコラムを紹介しておきます。
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