気まぐれトレーディングの失敗

システムトレーダーが気をつけなければいけないのは、気まぐれでのトレーディングです。気まぐれトレーディングの行動そのものは悪くないのですが、エントリーを行う前には必ずそのプランをイメージしておかなくてはいけません。プランニングというのはロスカットや利益水準の想定とポジション保有期間の想定で、プランニングをしっかりしておかなければマーケットに振り回されるばかりかシステムトレーダーとしてのスキルアップにも全く役立たずお金だけが飛んでいきます。

うまくいっているときはその悪癖が隠れるものなので、儲かっているのに何が悪いということになりがちです。たまにお金が入ってくることもあってずるずると手を染めてしまうのですが、お金が飛んで初めて反省するものです。このような特徴があることから、その問題が表面化するのに時間がかかってしまいます。これは私がつい最近やった過ちに対して、皆様と共有しようと思ってのメモ書きですのでご参考に願えればと思います。もう損切りしましたので、痛みは伴いましたが安心して眠れます。

これは、気まぐれでのトレーディングそのものを批判しているわけではありません。それぞれ個人において投資手法が異なるわけですから、気まぐれで利益を重ね続けている方もいらっしゃるでしょうし、そのスタイルが向いている方もいるでしょう。相場の特性を、言葉で表現できない何らかの形で感じることが得意な方もいらっしゃるのだと思います。

しかし、私の場合に限ってですが、システムトレーダーとしてのスタンスが確立されている以上、気まぐれでのトレーディングはそもそもスタンスが異なることから絶対にやってはいけないことだと思うのです。その時にエントリーを行ったときのタイミングやプランを明確にすることでシステムトレードのルールが見えることもありますから、全てを否定するわけではないのですが、何も考えずにやるのだけはよくないです。しかも、自分都合の場合は特にやってはいけません。

自分都合というのは、マーケットの動きを想定しているのではなく、例えば自分が持っているポジションに対するヘッジや自分の運用損益を考慮に入れてのトレーディングです。私は、エントリーポイントを考慮に入れたトレーディングはそもそもおかしいと思っているのですが、それはエントリーポイントはトレーダーサイドでの損益に関係するだけであり、相場は全くそのエントリーポイントを考慮するわけがないからです。

ウォーレンバフェットやジョージソロスのような著名な人であれば、どの水準で買った売ったというのは市場が織り込むと思いますが、名もなき個人投資家や零細トレーダーが売買したポイントが注目されることはまずないことを考慮しておきましょう。

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