高値引け、安値引けのからくり

高値引け、安値引けというのは案外多いものですが、そのメカニズムは何でしょうか?思いつくだけで二つ理由がありますので、まとめておきます。
第一の理由です。例えば、出来高が1万枚の銘柄があると仮定します。そして、貴方は売買仲介のブローカーだとします。ある筋から「5000枚を買え。コストは終値で計算してくれ。」と言われたとします。貴方ならどうしますか?
全ての注文を大引けで出すほど世の中は正直に出来ていません。大引けで出せば、確かにリスクはありませんが、受けた注文によって自分の懐が合法的に潤う確率が高いということがわかれば、これを実践しない手はありません。
ただ、大引けまでに手持ちの資金で少額だけ注文を出すという方法は、あまりよろしくありません。いわゆるフロントランニングという違法行為です。(ブローカーの内部慣例まではよくわかりませんので断定はできませんが、恐らく違法行為です。)※ここで言いたいのは、フロントランニングは当然違法行為ですが、たいていは今回お話する引値ギャランティー発注のような様々な姑息手段を使って、大義名分を作り、法の網をくぐり抜けます。ただし、これが悪いことだとは思いません。金融業界は抜け目のない世界です。
ですが、その大口注文を意図的に利用して利益を上げるということは合法です。まず、思い出してもらいたいのが、その注文によって相場が動いてしまうという事実です。かなり単純なことなのですが、2回に分けて発注するということですね。詳しくは、「山崎元のホンネの投資教室 パッシブファンドの見えにくいコストについて」をご覧下さい。こちらから、アイデアを拝借しています。

山崎元のホンネの投資教室  パッシブファンドの見えにくいコストについて
http://money.www.infoseek.co.jp/MnSpecial/yamazaki_column14_gwm.html

1回目は、値段が上がらないよう慎重な取引を行い、数を揃えます。大引けは、ブローカーにとって上がった方が得なわけですから、その残りの発注分で一気に価格を吊り上げます。これが、高値引け、安値引けとなる一つの理由でもあります。
第二の理由です。今回は下落相場を想像して下さい。主人公は素人の個人投資家です。例えば、朝に【買い】で入ったと仮定します。値段がどんどん下がるわけですから、当然損失は膨らみます。
損切り設定をしていればよかったのですが、素人なものでそんなものは置いていませんし、仮に損切りを置いていたとしても、いざ損切りレベルに近付くと引っ掛からないよう更に遠くに置いたりします。そんなわけで、とうとう本日も終盤に差し掛かりました。一応、デイトレードを目指していますので何が何でもポジションを落とさないといけません。
もうギャンブルですね。最後に、「もうええわ。」ということで、引け成り注文を出します。そんな売り注文が重なるから、更に相場は下落し結局安値引けで終わるという理由です。これがいわゆるもうええわ注文といい、英語にもなっています(嘘)。
面白くないおやぢギャグで申し訳なかったです。
結局、値段は買えば上がり、売れば下がるだけです。その内面を考察することは楽しいもので、システムトレードのアイデアに直結しますね。
というわけで、皆さんに質問があります。日中のオーバーシュートはどういうことが考えられるでしょうか?特に動かない相場のときは、上方向や下方向に何回かオーバーシュートが起こり、予測不能なチャートを展開してくれます。もちろん、ストップオーダーが貯まっていたということもあるでしょうが、それだけでなく色々想像をしてみて下さい。ちなみに、これは私の疑問でもありますので、答えはわからないです(笑)。

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