マーケットに関しては長年向き合っていると、プロ手法とそうでない手法というのは見分けがつきます。色々な方とお話して、反省しなければならないのは、リターンが実際に上がっている手法をプロの見方で判断してしまうこと、=こんな手法ダメだなと頭でっかちに判断してしまうこと、です。
そもそもプロというのは何なのかという事になります。目が肥えれば肥えるほど、分散化が考えられていなかったりロスカットの定義があやふやなものは拒絶してしまいます。しかし、本物のプロはそのようなロジックを原石と捉え、更に改善できる提案やもしくはアイデアを試して自分の手法に取り入れたりとするはずです。
「私は素人なんですが、この○○手法は勝てると思っていて実際勝っているんですよ。」という話は素直に受け入れるべきです。マーケットは生き物ですから、自分の行動を吸収することで行動を変化させようとします。知識というのは大して意味を持たず、かつ「素人力」というのは大事で、うまく融合していくことで生き残れるものなのかもしれません。
学者が勝てないのは最もなことで、理論を考えるとマーケットには何も歪みは存在しません。でも、実際には道端にお金が落ちていることもありますし、不合理なことだらけなのが現実社会です。マーケットも然り。アホになって儲けることも大事です。
芸人はおもろかったらいいんですが、トレーダーは儲かってたらいいんです。ただ、それだけです。
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