計算式で得られた結果が端数のときの丸め方について、具体的に、EミニS&P先物で考えてみます。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
1112.00 | 1112.75 | 1112.00 | 1112.25 |
例えば、この四本値のピボットポイントは1112.333333です。そして、発注条件を以下に記します。
翌日の始値<ピボットポイントであるとき、
ピボットポイントで買いストップオーダー
翌日の始値>ピボットポイントであるとき、
ピボットポイントで売りストップオーダー
翌日に、このピボットポイントで発注をしたいと思ってもこのような端数での発注はできません。買シグナルが発生したと仮定し、終値を1120としたときに、(1120 – 1112.333333)×50ドルなので、383.3333333ドル儲かったと計算しても正確な数値でないことは明白です。
EミニS&P先物は最小値幅が0.25です。すなわち、手数料控除前では、(1120 – 1112.5)×50ドルなので、375ドル儲かった、とするのが正解です。では、エクセルの関数ではどのように計算すればよいのでしょう?計算式を挙げておきます。
買いエントリーのオーダー
=ROUNDUP(端数価格*X,0)/X
売りエントリーのオーダー
=ROUNDDOWN(端数価格*X,0)/X
Xは最小値幅の逆数。すなわち、EミニS&P先物は最小値幅が0.25なので、X=4を入力することで計算することが可能です。
コメントを残す