相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく

世間が強気であるとき、マーケットにはこれから買うことを考えているトレーダーと、既に買いポジションを持っているトレーダーが存在する。と、シンプル化して考えてみます。相場に対する見方は両方とも強気です。

これから買うことを考えているトレーダーの次の行動はポジションを建てることですから、買い注文がマーケットに出ます。買い注文が出ると、相場は上昇します。一方、既に買いポジションを持っているトレーダーからは、新たに買い注文が出るということはなく、むしろタイミングをみて売りが出てくることになります。

マーケットは、実在する買いと売りの注文のみで動きますから、後者のパターンでは相場が下落することにつながります。誰が考えても上がるしかないときや、上がる材料しか見つけられないときに相場が下がるのはこのようなメカニズムが働いているのです。

相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていくという格言はまさに核心を突いており、現在も十分に説明できるものでしょう。となると、今の状況は?これからの相場はどうなるのか?と自分の頭で考えることこそが大事だと思われます。

これをシステムトレードに落とすには、建玉残のデータを分析するのも手ですね。

2 件のコメント

    • saru999さん、

      どうもご無沙汰です。内なる意欲というのは大切ですね。頑張りたいと思います。

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