目標価格を設定している場合、なじみやすい戦略は逆張り戦略です。
目標価格から乖離することがあると思いますが、その乖離幅が予測収益です。つまり、実勢価格が目標価格から最も離れた地点がエントリーポイントだといえるでしょう。裁定取引はこの類となり、利食いポイントは目標価格です。(例、理論的な価格が300円だとして、今の価格が250円だとすると、どうみても安いでしょうということで250円で買って、300円になるまで待つということ。)
一方、ここまでは戻らないだろうという未達成な価格を想定している場合、なじみやすい戦略は順張り戦略です。実勢価格とその未達成な価格が最小のときが最も優れたエントリーポイントです。損失限定でマーケットの勢いに乗っかるトレンド戦略になります。損切りは、ここまでは戻らないだろうという未達成な価格でストップオーダーを置きます。(例、未達成な価格が480円だとして、今の価格が600円だとすると、どうみても未達成な価格まで下がらないでしょうということで、600円で買って480円でストップオーダーを置くということ。)
以上、戦略の種類を二つに分けて考えてみましたが、これまでの過去の研究では順張りのトレンド追従型に分(ぶ)があるようです。その理由としては、リターンをマネジメントするよりもリスクをマネジメントするほうが管理しやすいということです。損失限定型のほうが心理的にも今後のポートフォリオ成長にとっても健全なモデルといえそうです。
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