機関投資家の売買行動分析

投資=株を買う、という公式が成り立つ以上、機関投資家の上昇局面や下落局面での売買行動は違ってきます。

・下落相場は早い。

損切りルールがありますので更に下落は加速します。「投売り」という言葉があるくらいです。また、定時ミーティングなどで運用方針を決定した後に売買行動を起こしますので、下落局面が複数の局面に分化される傾向も見られます。例えば、前月の株価指数ベンチマークは大幅にマイナスであったから、今月第二週目からポジション調整を行うということが決定されます。

・上昇相場

機関投資家は、たいていは裁量の許されない立場にありますので、株が上がったので買うということは普通ありません。買いで入る場合は必ずといっていいほど指値を使います。

機関投資家は一度株を買うと、余程のことがない限りその株を売りません。トレーダーにとって「買いはゆっくり、売りは素早く」という格言はいつの時代もあてはまります。

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