年間パターンで、実は私知らなかったのですが野村式FX速習ノートに書かれている外国債券の利子支払いアノマリーがあるようです。
実需の為替取引というのは買いっぱなし、売りっぱなしになりますのでマーケットを動かす要素としては最高の材料です。外国債券で得た利子すなわち外貨を円に変えるという業務が発生するので比較的イメージしやすいです。同額のFXの取引があったとしても、結局はポジション解消をしますのでマーケットを根本的に動かす要素としては弱いのです。
なので、これは本の説明にある通り、機能すると考えてよいでしょう。そして、はっきりと特徴に出ないことも長期アノマリー(優位性)という意味で良質です。本当に明らか過ぎるものはイナゴトレーダーがワッと寄ってきてめちゃくちゃになりがちです。ですが、今回の外債利払いアノマリーはそれほど知れ渡っているものでもなく、かつ円転業務は特定の日に集中することはないでしょうから、かなり緩いアノマリーとなるでしょう。でも、そんな緩いアノマリーこそが強固な収益源泉となりうるのです。
対象月は2月、5月、8月、11月(3ヶ月毎)
仲値確認後に作業をするので実質は10:30〜15:00くらいでしょうか。
週初というよりは第3週、最終週が狙い目でしょうか。前月末のレート、3ヶ月前のレート(日銀発表のレートも参考に)との比較で何かアノマリーがあるでしょうか。ゴトー日も考慮したほうがいいかもしれませんし、いずれにしても日付を絞れば絞るほど精度が増していくと思います。
関連業務に携わったことがないので色々と憶測になりますが、そこはデータマイニングである程度の当たりをつけて調整してもよいかもしれません。
あと、気になるところは決算月前のリパトリ(日本国内への外貨送金すなわち円転)。3月、9月ですね。以上が外債の利払いアノマリーの説明ですが、通貨先物のSQも3ヶ月毎ですし、企業の決算発表も3ヶ月毎ですし、3ヶ月というのはトレーディングにおける一種のキーワードとも言えそうです。
コメントを残す