本日は、投資詐欺についてのお話をいたします。ここでは、ヘッジファンド並びに社会面で登場するような詐欺的なファンド・投資組合の総称を「ファンド」とし、金融機関が組成するものを「投信」として区別します。
まず、投信について。個人投資家向けの一般的な投信は、モーニングスター等の由緒あるサイトで検索できます。配当・リターンは低いですが、大手金融機関が運用している投信は信用度がありますのでファンドの投資詐欺とはほぼ無縁です。ただし、大手金融機関と言っても全くリターンを追求しない、ベンチマークに勝てないひどい投信は多いですのでご注意下さい。
では、ファンドについて。投資の世界に身をおいていればどこが詐欺で、どこがそうでないか、というのは感覚でわかりますが慣れていない人にとっては少し判断が難しいようです。
・年率○%と謳っているところは絶対にダメ
・インサイダー情報、変な会社の未公開株は絶対にダメ
・住所、運用者等の身元不明は絶対にダメ
・元本保証でリターンが不当に高いのは絶対にダメ
・手数料が考慮されていないのは絶対にダメ
・儲かることを煽っているのは絶対にダメ
年100%のリターン、とかそれ以上のパフォーマンスはありえないことはないのですが、真面目にやっているところでも数えられるほどしか達成できていません。無許可でやっているようなところは、月○%、元本保証で2倍とか平気で宣伝しているところもありますが、そういうところはかなり怪しいと見て間違いありません。いや、100%信用できないと言ってもいいでしょう。当局に登録されているファンドだから信頼できるというわけではなく、その中でも悪質なものもありますので十分注意して下さい。
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