日本での代表的な長期金利は新発10年物国債の流通利回りとされています。長期金利は、中央銀行が設定する政策金利に影響されてしまう短期金利と違って、物価変動の予測や需給によって変動します。企業の土地活用にも影響する一方で、住宅ローンの指標ともなりますので、不動産株・REITの値動きを説明するには十分な変数となります。リスクフリーレートにも活用されますのでファイナンスの世界では無視できないとはいえ、流石にデイトレ・システムトレードで使っている人はいないと言えます。しかしながら、大局を見るという意味でチャートに落とし込んで分析するのもよいことです。
直近のデータは、日本経済新聞マネー・ベーシック:国内株-世界の指標やマーケット情報 国債利回り : 三井住友銀行で見ることができます。それぞれ終値であったり業者平均を用いたり、単利複利の違い等もあり、定義が若干違うわけですが、大局を見るのが目的ですので気にしないでおきましょう。
トレーディングシステムに組み込むというのは少し難しいかもしれませんが、スプレッドシートにデータを落とし込んでデータマイニングやチャート比較をすればよいアイデアが得られるかもしれません。
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