東京証券取引所で上場されているデリバティブの内でTOPIXの次に有名であり、流動性も高いのがJGB先物(長期国債先物:10年債)です。最小値幅は1銭で、この1銭が1万円に相当します。この値動きのインパクトに比べると、商品先物は可愛く見えてしまいます。デイトレードをするのに申し分のない流動性がありますが、個人投資家向けというよりは、機関投資家向けの市場で、値動きが激しく、投機色の非常に濃い市場となっています。ミニJGB先物というものもあるのですが、出来高は低迷していることからも個人投資家には敬遠されている銘柄だと考えられます。このような理由もあってか、国債先物に関するブログはあまり見かけません。
マーケットのほうですが、数分で20~30銭動くこともありますので(すなわち、一枚で20~30万円)、腕に覚えのない方は絶対に参加をしてはいけません。また、国債先物市場は、参加者が集まる時期とそうでない時期がありますが、現在はどちらかと言えば閑散としている方だと思います。長期国債標準物(6%、10年)を対象としていることから、価格水準が140円とやや現実的でない価格での取引がされています。取引時間は、午前中が9時~11時、午後が12時半~15時、証拠金は60~90万円くらいです。昨年の年末にかけては4万枚を達成するような月もありましたが、今年は平均で3万枚に到達しない程度です。世界各国の債券先物は、各国の株価指数先物と並んでポピュラーなものとなっています。
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