価格データの保存(テキスト vs データベース)

価格データを保存する方法は、テキスト形式により保存する方法とデータベースにより保存する方法とがあります。私自身はテキスト形式によるデータ保存をとっていますが、そのメリット・デメリットを整理して比較したいと思います。

例えばテキスト形式(csv形式)であれば、簡単に作成でき、可視化できることから、より初心者向けのデータ整理方法だと言えます。誰にでもデータを見ることができ、誰もが修正・変更ができるということはそのままメリットでもあり、逆にデメリットでもあります。仮に何かの拍子で行が重複しても全く気付かずに処理してしまうことでしょう。また、データ量が多ければ開くときに時間がかかるというデメリットもありますが、現在のPC処理能力であれば十分対応できるようになっています。

データベース形式であれば、事前にフォーマットが決定され、安易な書き換えができない分、より堅牢性が保てる仕様となっています。バックアップにも優れていますが、テキストファイルと比べて利便性は一歩後退することでしょう。データベース形式は、フィルタリング等のデータそのものを加工するのには便利かもしれませんが、データを引っ張って使用するといったシステムトレードのような使い方では少し不便かもしれません。

原データを保存するにはデータベースで、原データを分足や時間足に加工するのにはテキストファイルで保存するのが賢い方法かもしれません。いずれにしてもデータを最新のものにアップデートし、より広範なデータを蓄積するのには多大な労力を伴います。

売買・開発環境の整理

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

当サイトは、システムトレードに関する専門的な知識、技術、経験を皆様と共有することで、真剣なトレーダーの方々にインスピレーション(アイデアの源泉)の供給をいたします。トレーダーの競争力強化に焦点をあて、トレーディングシステムの構築を目的としてその普及に貢献します。 詳細は「概要とサービス内容」をご覧下さい。 ご要望はこちらで承ります。