ラストルックとは、流動性供給者(LP)が、取引システムや執行機関に確定価格ではなく気配値を提供する取引方法です。いわゆるグレーアウト(価格が灰色になる)になって、気配値だと一目でわかればいいのですが、有効な価格を提示しているように見せかけて実はラストルック(後ろを見てきっちりとカバーができると判断してから手前の注文を約定させる)をしているという業者も存在します。
この行動は、カバーが必要なマーケットメーカーにとって必要な行動だとされており、正当化されています。
メルカリで漫画のセットを4000円で売っておいて、売れた後にブックオフに探しに行き、4200円だったらキャンセル、3800円だったら売るというようなことです。LPを保護すると言ことで禁止行為ではありませんが、その基準は明確にしておかないといけないとされています。