トレーダーがマーケットに対してビューを持つのは悪いことではありません。
例えば、向こう10年で日本株は上がるのか下がるのか。上がるのであれば株式をロング(買いポジションを持つ)でしょうし、下がるのであればそもそもポジションを持たないという戦略です。
先物はこれらビューに対してヘッジが効きます。持っているポジション分を売れば、マーケットに対してニュートラル。更に売れば、下落に賭けることもできます。
株式に動きが出ないというビューであれば、先物を使ってのタイミング売買も可能です。下落相場で資産を毀損しないというのは、トレーダー冥利に尽きるというところです。
為替はどうでしょうか。基本は通貨間の相対価値が値動きの源泉となります。株式のように経済が回れば上昇するという単純なものでなく、二国間の価値がどのように移転するかを読まないといけません。株式よりも難しいと言われているのはこのような特徴があるからですね。
仮想通貨はどうでしょうか。ビットコインの上昇が話題になっていますが、まだまだ一部の人が騒いでいるだけです。実社会に浸透するとなると、その価値は更に上昇すると考えてもいいかもしれません。一般的な見方をすると、例えば1BTCが30万円として、0.0001が30円です。小数点が増えるとその分わかりにくくなりますので、ちょっとした工夫は必要になるのかなと思っています。
話が脱線しましたが、個々のマーケットに対してビューを持つと勝つ確率が上がります。読みが外れればどうなりますか?その辺りも考えて、ちゃんと生き残ることを考えるのがプロレベルのトレーダーです。損失が出てしまうのは悪いことではありません。いつでも立ち直れることが大事なのです。
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