トレーディングシステム開発と怠慢

レーディングシステム開発は常にうまくいくとは限りません。よいときはよいサイクルが出来ており、アイデアが浮かぶ→開発を行う→トレーディングを行う→結果を踏まえて更によいアイデアが浮かぶ、とスパイラル式で物事が進むのですが、何らかの原因でそのサイクルが崩れると、トレーディングシステムが完成できなくなります。

まず、最も大きい障壁は興味を失うことです。例えば、検証の段階で思いついたアイデアがうまくワークしないと感じるとモチベーションが下がることがあります。また、過去のデータをいじるだけで相場に勝てるわけがないとか、結局これって運だけで勝っているだけかもしれないとこれまでの成功を否定するようなことになると、絶対的な自信が内面から生まれないことになり、最終的には開発意欲が削がれます。

そうなるとシステムトレーダーでいる必要性がないばかりか、そもそもトレードをする意味がなくなり、次第にマーケットから遠ざかることとなります。それはそれで一つの道だとは思いますが、踏み止まりたいのであれば今一度、根本的に思考を巡らし、絶対的な自信と根拠を取り戻す必要性があるのです。

解決方法は、一つ一つの原因を追及して克服することだけかもしれません。お金を稼ぐ方法は他にもいっぱいあります。楽しいことも他にいっぱいあります。その様々なジャンルの中でマーケットを選択し、そしてシステムトレードを選択したのであればその土台を今一度再考することが、結局は成功につながることだと思われます。

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