例えば、単純な製造業を仮定して、景気の良い時に増産するのは当然かもしれないですが、景気が落ち込んだ時にいかに生産を抑えるかということを想定しておくのが真のマネジメントであると思います。つまり、付加価値を高めながら生産を抑えることで利益を維持することができる一方で、景気の波に柔軟に対応・適応することが今後の生き残りで不可欠な戦略となるのです。
景気の波があるのは当然のことですから、増産、店舗を増やすことだけを考えていたり、ダメなときはコスト削減だけを唱えたりといったダメな経営者がいるのは悲しいことです。トレーディングは、この縮退運転をいかにうまくするかで今後の成功に結び付きます。よい時は大きく賭けて、ダメなときは嵐が過ぎるのを待つように身を潜めるべきです。小さく継続をすることで、何かを学びイノベーションにつながることもありますから、あきらめずコツコツと続けることが肝心なのです。
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