チャーチストの主張

価格は売買によってのみ決定されるというのがテクニカル分析者及びチャーチストの信条(Credo)です。通常、取引対象とされるモノは畑で採れたトマトのように個別にユニークな商品などではなく、メーカーで製品化されるように標準化されたモノとなります。ですから、マーケットの売買は一地点のみで一本の価格で決まる(one place, one price)ことから、割高に感じても逆に割安に感じても売買する人がいるのであれば、その成立した価格が現実の値として正しいのです。言わば、そこに理論価格を用いようとも乖離することは何の問題もないことであり、実勢価格が理論価格を押し上げる(下げる)こともありうるのです。

また、株価の場合を例に挙げると、当期純利益等の財務諸表データや新製品発表のニュースは二次的ソースだと感じられることから、重要視したくないという心理があります。決算発表が予想を上回ったことで、株価を買う人がいる→株価が上がる。新製品に不具合が見つかったことで、失望感で売る人がいる→株価が下がる。というロジックが働くのがその理由です。考えてみれば、決算発表が予想を上回ったが株を買う人は誰もいない→株価は変わらず。旗艦製品リコールの誤報があり、それに釣られて株を売る人がいた→株価が下がるというロジックは正しいと思われますので、やはり売買のみが株価変動に起因するのだという主張があるのです。つまり、他のソースは何であれ、株価や出来高等のマーケットの動きのみを見ていれば全て動向が把握できるという考えが根幹にあるのです。

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