単に時間で区切るだけでいいのか?タイムフレームとローソク足

デイトレードにせよ、裁量型トレードにせよ、ほとんどの人がチャートを見ながらトレードをすると思いますが、そのチャートの区切りはどう設定すればいいのでしょうか?デイトレードだと、5分足が最も一般的で10分足、15分足がこれに続きます。1分足くらいになると、動きがあまりになさすぎて大局観を見失いがちですので使っている人はあまりいないのではないでしょうか。また、FXのトレーディングだと1時間足を使う人もいます。

株だと比較的長期間の”投資”をする人は新聞に掲載されているような週足、月足を見て判断します。もう少し詳しい分析が必要であれば、Yahooなどのウェブサイトから日足が入手できますので便利な世の中になったと思います。Excelでの簡単な検証もできますからね。超短期売買専門のスキャルパー、板トレーダーはTick足、Ask Bidの板を見ることになるでしょう。通常、各々のトレーダースタイルと投資期間に応じてチャートの区切りを調整することになりますが、正直なところ、単に時間で区切るだけでいいのかという疑問が前からありました

非時系列チャートのP&F(ポイントアンドフィギュア)もあることはあるのですが、問題は価格が停滞した時にはチャートが更新されませんので投資効率が反映されません。また、P&Fはあらかじめ値動きの幅を設定するのでどうしてもその辺りが腑に落ちませんでした。

そこでいい方法を見つけました。一律の出来高で区切るローソク足チャートはどうでしょう?例えば、一日に3万枚の出来高があるとして、1000枚を一本のローソク足とみなします。こうすると、最も取引の多い時間帯はローソク足の本数が多くなり活況であるのが一目でわかりますし、昼過ぎの停滞しているマーケットや夜間取引の場合は出来高が少ないわけですからローソク足は更新されません。

このチャートは日中のトレンドがわかりやすいですので、次世代の強力なツールになるのではないかと密かに思っています。問題はローソク足が確定する時間が一定ではないことと、本数が一定ではないことです。

※横幅が太くなったり細くなったりする出来高加重のローソク足のことではありません。一長一短はありますが、時間でのローソク足は誰もが使っていて、出来高でのローソク足は使っている人があまりいないということは確かだと思います。そこが他のトレーダーと一線を画すエッジになるかもしれません。

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