タートルスープという手法は既に有名な手法となっておりますが、これとよく似た有名な手法で、トム・デマークのTDシーケンシャル、コンボというのもあります。どちらも天井、底を睨んだリスクの低いエントリーを目指すもので、詳細は違えども大まかなコンセプトは良く似ています。
タートルスープ
・過去20日間の最安値を更新
・前回の20日間の最安値は4日以上前であること
・前回の20日間の最安値から5~10ティック上で逆指値
ここで重要なのは各手法の日数や数値ではなく、ロジックのコンセプトと取引銘柄の特性を考慮することです。天井、底を確認してからそのレベルを割らないと判断すると同時に値動きの逆の方向に賭けるというロジックを、自分が取引する銘柄に当てはめて、その結果を考えてみるということが求められています。そのロジックがある程度機能すると判断したら、次は細かい日数・数値の調整を行います。数値選択の場合は、その普遍性を判断し、どちらの数字が有効なのかを選択します。必ずしもただ単に成績の良い方を選ぶわけではありません。
このように先達の過去事例を参考にシステムが一つできあがることになりますが、こういうシステムは根本的なアイデアが本によって公開されていますので、よく似たシステムを使う人が多くなってしまい、オリジナルの手法と比べても収益性が低下します。当たり前の話ですが、ユニークであり、誰にも真似されていない手法のほうがいいわけです。
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