日経225先物は海外でも複数が取り扱われています。そのうちで、有名なものの一つがシンガポール取引所の日経225先物です。刻み幅は5円で、倍率は500倍となり、大阪証券取引所の日経225先物と比べると少しサイズが小さいというイメージです。ですが、ミニ日経と比べると5倍のサイズとなりますのでなかなかやり応えのある銘柄となっています。出来高も大証のミニ日経ほどは多くありませんが、取引は十分可能であり、最近でも着実に出来高が伸びています。
現在の通常セッションでは日本時間8:45~15:25(15:30)、夜間が日本時間16:15~翌3:00となっていますが、過去に幾度とシンガポール日経225先物の取引時間が変更されたことがあります。
まず2004年11月1日の電子取引(ETS)開始がありました。それまでは、午前8:55~11:15、午後12:15~15:25だったのが、朝の取引時間が前倒しとなりました。ETSが始まってすぐに、ETSの出来高はピット取引を上回り、ピット取引は2005年3月31日に終了しています。記憶に新しいのが2008年6月2日の昼休みの廃止です。大証が新売買システムであるJ-GATEを稼働したのが2011年2月14日ですから、約2年半前の出来事です。
マーケットは常に変わっていくものですが、こういった変更事項も必ずシステムトレーダーにとって影響してきます。マーケットの歴史を分析し、新しい情報にアンテナを張り巡らせていくことが重要となります。
最近ではありませんが、たまにシンガポール取引所でシステム障害が起きることもありますので注意が必要です。午前中の取引が全くないということもありました。こういうことは滅多にありませんが、このような取引所のシステムリスクもありますので、トレーダーは様々なリスクを常に想定しておかなくてはいけません。
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