システムトレードと裁量トレードの推進

私は裁量トレード推進派です。トレーディングの世界はダイナミックに動きますし、人間の五感をフルに使ってその流れを感じ取ることは非常に重要です。「システムがあって、それに従いさえすれば誰もが同じように利益が出せる。」というのは言わば幻想であり、実際は、システムの良し悪し、システムを使用するタイミング、ポジションサイズの個性もありますし、同じように利益を出すことは稀です。

裁量トレードで得られたテクニックが単純化できると判断した場合には、システムトレード化し、更にプログラミングすることで人間の代わりに売買させればよく、工場のオートメーション化と同じ原理で自動売買にすることもできます。ですが、儲けられるテクニックなしでは、どんなに最新設備で効率の良い工場であろうとただの無駄な作業になってしまいます。システムトレードを更に発展させたものが完全自動売買で、構築するのはなかなか難しいですが、一旦構築するとしばらくは何もしなくていいので作業が減る分、楽なトレードとなります。儲かっているときのシステムトレードは本当に退屈ですが、システムトレードは退屈なときこそ、うまくいっている証拠です。

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