システムトレーダーの「サボりたい気持ち」

システムトレーダーとして成功するためには勤勉さが大事だと言われています。しかし、システムトレーダーの本質的なところでは、サボり癖というのがあると最近思えるようになってきました。

プログラミングができるということは、ルーチンワークが面倒で、どうにか楽にならないかと思えてマスターしたというのが、少なからず私のスタートでした。また、トレードもきちんと一回一回のトレードに対して頭をフル活用して対峙するべきですが、それすらも自動化してしまおうという欲求があるというのはその裏返しです。

とは言っても、頑健なシステムトレーダーになるためには努力が必要です。楽をし過ぎると成長せず、定期的なインプットを反強制的に行う仕組みを自分自身で構築しないといけません。私自身、勤勉だと思っていましたが、この「サボりたい気持ち」を認識できたことは一種の収穫です。この矛盾した気持ちを大切にしたいと思います。

元々、理系の人間なんてものはこのような性格が多いように思います。私は、面倒な計算はすごく嫌で、だから通分や何かテクニックを使って式を整理するということに、少なからず興奮を覚えた人種です。数学の回答で、一番好きな問題は、はっとひらいめいて「答えはゼロ」「解なし」といったものです。図形の面積問題とかも面白いですよね。

「サボりたい気持ち」は、悪いことではありません。この性格が世の中に洗濯機、自動車、食洗機を作ったのですから。

3 件のコメント

  • サボりたい気持ちが発明を生み、文明を発展させてきたと言われていますね
    今日は楽しみにしています

  • 窮鼠さん

    もう一ヵ月経ちましたが、この度はありがとうございました。大変楽しい会でした。ネタが貯まったらまたやりたいですね。

    キヨヒサさん

    今後とも末永くお付き合いしたいです。

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