サーバーサイド・テクノロジー(自動売買)

ネットサーフィン(死語)をしていますと、タイコム証券が完全自動売買のツール「スナイパープロ」を開発したという情報を得ました。商品先物での完全自動売買はなかなかありませんので、けっこう興味を持ちましたが、このツールを使うにはもちろん口座開設をしなくてはいけません。
ということでふと立ち止まりました。まず、タイコム証券の財務状況ですが、昨年度で約10億円の赤字、負債比率が高いので少し心配です。そして肝心のマーケットについてですが、出来高は先細り、今日の出来高はガソリン、白金の先限でそれぞれ1万にも到達せずどうしようもない状態ですので口座開設はやめました。
それと、こちらはただの私のイメージで申し訳ないのですがそれほど執行速度も速くなさそうですし、何となく作りも簡単なのかなという気がしています。タイコム証券の開発チームの方を悪くいうつもりはないのですが、正直な意見ですのでお許し下さい。まず、デモがなく詳細を調べられませんのでイメージで語られても仕方ないと評価しておきます。また、社内チームのみで開発しているみたいですので金と人手がまだまだ足りないという気がしています。
今は米国の方でかなり進んだツールが出回っていますので、それに勝つには並大抵の努力では成し遂げられません。それこそ先物業界+証券業界も含めて興味のある会社が多数名乗りを上げて共同開発するくらいの気概がないと太刀打ちできないです。システムトレード、自動売買が盛んになりつつありますがどの会社のプラットフォームを見ても規格が統一されていないですし、米国で有名なソフトウェアを表面的に真似ているだけで中途半端なもので終わっているように思います。Add-in、Plug-inの考えがないからでしょうね。
ちょっと厳しい言い方でしたが、小競り合いを止めて共同開発する気持ちを持てばイケる、という期待の表れでもありますのでお許し下さい。真似るのが悪いと言っているわけではありません。これは日本人の得意技ですから。

さて、この自動売買の次のステップはいかがなものでしょうか?現在主流になりつつあるのはサーバーサイドの自動売買です。これはどういうことかといいますと、現在は皆さんのパソコン上で自動売買や発注をされていると思いますが、その発注をブローカーのサーバー側で管理するというものです。データ情報を受けてパソコン上のソフトウェアに情報を送り、分析処理を行って出力したシグナルが更にパソコン上で計算され、その情報をインターネット経由でブローカーに送るということを通常の自動売買環境で行っていますが、これがブローカーのサーバー側で行われることになるとスピードはもちろん短縮しますし、停電やシャットダウンの際にもオーダーは何事もなかったかのように執行されます。我々のパソコンではその経緯を見ているだけという感覚ですね。つまりリテールのトレーダーもハイテクのヘッジファンドとほぼ同レベルの環境で戦えるようになりつつあるという話でした。
それくらいのものが国内でできるのであれば言うことなしです。

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