オーバーナイトギャップでのトレードとは、大引けでポジションを建てて翌日の寄り付きで手仕舞いを行うトレードのことを意味しますが、このトレーディング方法の欠点はそのギャップ間においてロスカットができないことが挙げられます。また、通常の時間内トレードと比べて長い時間ポジションをさらすことになりますので突発的なニュースの影響を受けやすい傾向にあります。
しかしながら、メリットとして、寝ている間にポジションが動きますので相場中毒でどうしても頻繁にトレードをしてしまいがちな人は手数料を節約することができますし、クローズ直前やオープン近辺で売買を行いますので、そのような時間帯は取引量も多いことからマーケットインパクトによるコストも節約できます。
ニュースが良い方向に向かうこともあり一晩で大きな利益を狙える可能性もある一方で、突発的なニュースにより多大な損失を被ることもあります。通常の短期トレードと比べるとややギャンブル要素の強いトレードとなります。
最近は夕方取引や夜間取引も増え、このオーバーナイトギャップでのトレードによる利点を見出すことは難しくなっています。
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