ボラティリティには理論値を元に計算したインプライドボラティリティと過去の値動きを記録したヒストリカルボラティリティがありますが、気をつけないといけないのは、インプライドボラティリティは相場を予測したものではないということで、あくまでモデルに基づいて算出された数値だということです。
インプライドボラティリティは相場を予測したものだと誤って考えられる原因は、ボラティリティはトレンドが継続しやすいからです。少なくとも実務ベースでの見解ですが、価格水準のトレンドよりはボラティリティのトレンドは継続しやすいと感じます。
一方、ヒストリカルボラティリティは実測値であり、稀に外れ値とでもいうべき値が計上されますが、これは「事実は小説よりも奇なり」という言葉が当てはまる事例でしょう。
トレーディング・システムのパーツにボラティリティを組み込むのは良い考えです。余談ですが、大証が日経平均ボラティリティー・インデックス先物取引を上場予定しています。
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