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スタットアーブ(Stat Ar...

スタットアーブ(Stat Arb: Statistical Arbitrage)とは統計的手法を駆使してアービトラージを行う戦略で、理論値から乖離した割安、割高な銘柄を売買することで理論値に回帰する方向へと賭ける手法です。古典的にはペアトレードのみを行う手法を定義していましたが、今はペアトレードに限らず様々な分析手法で理論値を解析し、ときに一方向にベットすることもあります。ヒストリカルデータのみに依存するのは危険であり、これだけで将来予測をするのは材料不足だと言えます。マクロ経済の動向を分析しシナリオを想定することで、過去だけに依存しないストラテジーを組むことが可能です。システムトレードと回帰分析等の数理分析モデルを組み合わせたようなものと言えます。

巨大な機関投資家に打ち勝つ

巨大な機関投資家には資金力があり、優秀な頭脳を持つスペシャリストが各任務を負っています。相手は、天才クオンツ集団がストラテジーを組み、高度なITプロフェッショナルが最先端の技術力を使いながら巨額投資をしたシステムを構築し、大口顧客とコミュニケーションを取りながらも自分達でどうにでも料理できる(合法的なインサイダー情報が使える)注文を流しながら、評価が一目でわかるレポーティング等のバックオフィス体制を整備している、という大規模な分業体制が整っています。そしてその活動が休みなく繰り返されているのです。 勝てる気がしませんよね。 しかし、個人投資家(小規模投資集団のことで副業を除く)にも利点が幾つかあります。以下のリストは、機関投資家の弱点でもあり、個人投資家が付け入ることができる隙でもあります。 ・コストが高い ・変化に対応できない ・規制が厳しい ・野心が...

生き残りバイアス(Surviv...

生き残りバイアスは実生活でも垣間見られ、知っておいて損はありません。金融業界ではヘッジファンドの例が有名です。例えば現在のヘッジファンドの過去平均リターンが20%と仮定します。しかし、実際は過去平均リターン20%ではなく、この数値よりも必ず低くなります。その理由は、現在のヘッジファンドは既に生き残っているもののみで構成されており、既に廃業したヘッジファンドは成績を提供するはずもなく、その分だけ過去平均リターン20%というのは過大評価されているからです。 これはトレーディングシステムにもあてはまります。まず、開発する段階において成績が悪くなってしまうパラメーターは採用を見送ります。最適化の段階でカーブフィッティングをしてしまうという問題にも関係してきますが、結果的にはデータマイニングからの都合の良いパラメーターのみを選ぶことで、生き残りバイアスがかかってしまいます。また、一旦リリースし...

トレーディングシステム wit...

プログラムを組む前にフローチャートを作成するというのはプログラマーにとっては基本の作業となります。事前にフローチャートを作成するのは一見、無駄な作業のようにも思えますが、複雑なロジックの場合、試行錯誤で組み込んで行くよりはるかに効率的になります。 将来的に、システムトレーダーは事前に考えたロジックを変更するようなこともあります。フローチャートは必要ないようにも思えますが、だからこそ大枠を見失わないためにも書くようにしたほうがいいのかもしれません。事前のフローチャート作成には、システム作成の時間が短縮されるというメリットと全体を把握できるというメリットがあります。フローチャートがあると、トレーディングシステムの構造を役割毎に見直すのが簡単です。 しかし、トレーディングシステムレベルのシンプルな構造では特に複雑なプログラミングをしませんので、絶対に必要なものだというわけではありませ...

未来のトレーディングシステム(...

トレーディングシステムとはすなわち、融通の利かないトレードであるとも言えます。収益性の高いパターンを見つけ出し、そのパターンを愚直なまでに繰り返すことをよしとしています。問題は、誰の目から見ても明らかに利益が得られるパターンは長くは続かないということでしょう。だからこそ、誰もが探し求める聖杯にはありつけないのです。ほんの少しの優位性の積み重ねが利益を残すことにつながるのです。 では、仮にこれが野球の話であると仮定します。ピッチャーがトレーダーで、バッターがマーケットです。ピッチャーは、バッターに打たれないような球を投げることが必要ですが、バックテストを行う(=バッターの特徴を分析する)ことで、打ち取ることができる球のコースがわかったとします。仮にそれをインコース高めのカーブとしますと、トレーディングシステムというのはそれを延々と繰り返すのと同じことなのです。 当然、バッターはそ...

相場は悲観の中に生まれ、懐疑の...

世間が強気であるとき、マーケットにはこれから買うことを考えているトレーダーと、既に買いポジションを持っているトレーダーが存在する。と、シンプル化して考えてみます。相場に対する見方は両方とも強気です。 これから買うことを考えているトレーダーの次の行動はポジションを建てることですから、買い注文がマーケットに出ます。買い注文が出ると、相場は上昇します。一方、既に買いポジションを持っているトレーダーからは、新たに買い注文が出るということはなく、むしろタイミングをみて売りが出てくることになります。 マーケットは、実在する買いと売りの注文のみで動きますから、後者のパターンでは相場が下落することにつながります。誰が考えても上がるしかないときや、上がる材料しか見つけられないときに相場が下がるのはこのようなメカニズムが働いているのです。 相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成...

パイロット型トレーディングシス...

終値がレンジの何%だったのか。50%より上だったら買いで、50%より下だったら売りという順張り手法をプロットしてみました。銘柄は日経225ETF (東証一部 : 1321)です。 例、レンジ(高値17,340、安値17,110)で終値が17,300であれば高値近辺(83%)で引けたことから買いでエントリー。翌営業日の始値で手仕舞い。 終値が確定すればすぐに引けで売りか買いか選択することになりますので引け値を若干予想することになりますが、直近値で60%以上だと買いがほぼ確定ですので、全く予想できないわけではありません。勝てるシステムというのは、直近値をいかに素早く織り込むかで違ってきますので、とにかくシンプルさが重要である当初のパイロット型トレーディングシステムでは気にする必要はありません。全体像でうまく機能すると分かれば、1分足、ティック、売買気配で落とし込むということも可能で...

トレーディングと社会貢献

トレーディングと社会貢献が結び付けられないか、ずっと考えてきました。トレーディングを追及することで、IT技術革新が進歩し、数学知識の重要さが認知できるだとか、資本市場の流動性を供給しているだとか色々ありますが、まあどれも弱いと感じています。トレーディングが利益追求型である以上、どうしても利己的にならざるを得ないというところです。 自分が何を目指しているのか。 仮に完璧なトレーディング技術が身についているとして何を求めているのかを考えた場合、何千億円ものお金が必要だとはどうしても思えません。いい車に乗って、いい家に住んで、海外旅行して、といった物質的な豊かさを追求することが幸せなのでしょうか。 今、我々は食べ物に関してはそれほど不自由していません。金銭的に食べたくても食べられない、というものはほとんどないはずです。食べ物がない時代は、出来る限り食料を集めることが目的でしたが...

システムトレーダーの棲み分け

一口にシステムトレーダーと言っても、大別してFX、先物、株式と区別されており両者間の垣根は思ったよりも高いものです。私自身、国内外問わず先物全般がメインで株式はまだ対応可能ですが、FXとなると全く圏外となっています。しかし、FXブームはすごいもので、FXからのシステムトレーダーの層は厚いものとなっています。残念なことにFXシステムトレーダーが私のサイトに訪問しても直接のヒントになるようなものは何も得られず、素通りしてしまっているのが現実で、だからといってFXシステムトレーダーの方にこれからも何も提供しないというのは不本意でもあることから自分なりに少し考えてみました。 今、FXシステムトレーダーの最も人気のツールは有無を言わずMetatrader4です。最近ではMetatrader5という次期バージョンが出ていますが、Metatrader4の普及が浸透していることもあってなかなか移行す...

データ取得に関する一般的な見解...

具体的にデータ取得の方法には幾つかの方法がありますが、日足程度のデータであれば無料でデータ取得をすることが可能です。取引所で公開されていることもありますし、Yahooファイナンスで株価のデータを取れることは皆さんご存知だと思います。 しかし、ある程度の期間のティックデータ、1分足、5分足のような日中足を取得するためにはブローカーのサービスを利用するか情報ベンダーとの契約が必要になることもあります。(ティックデータとは一回取引が行われる毎に推移するデータです。) 最も手っ取り早いのは証券会社等ブローカーを通してデータ取得をすることですが、各業者のサービスにもよりますので、あらかじめ調査をする必要があります。自動売買を行う場合は、ブローカー提供のデータを使うか、情報ベンダーのデータを使うかをまず決めなくてはいけません。一般的に、情報ベンダーのデータのほうが質、スピード共に優れている...