勝率の考え方

週三回というお決まりでしたが、少し過ぎてしまいました。しかしペースは守ります。 トレードに熟練してくると「勝率」はさほど重要ではないということに気づきます。これは一回の取引ベースで勝率を気にしてもあまり意味はなく、やはり損益で結果を残すことに意味があるからです。ただし区切り(スパン)を長くして計算することで、勝率の意味が違ってくることになり、この数字にこだわる必要性が出てきます。 具体的には勝率40%のトレーディングシステムがあると仮定します。勝率は5割を切っていても損益をきっちりと残すのであれば全く問題ないトレーディングシステムです。このシステムが一日に数回エントリーするとしましょう。そうなると日次ベースでの勝率がこの「勝率40%」よりもよい数字を叩き出すはずです。では、月次ベースではどうでしょう?月次で勝率40%のシステムははっきりいってあまり運用したくないシステムで凡庸な...

システムトレードの根本原理

トレードテクニックはあまり書かないんですね、とよく言われます。(直接言われたわけではないのですが、言われているような気がするということで。。) 自分でも、ひょっとしてトレーディングが好きじゃないのではないかとも思ってしまいます。一回一回のトレーディングって実はあまり興味ないのかもしれません。でもこれってすごい重要な考え方で、一回のトレーディングそのもので100%勝つってことはありえません。一回で大当たりして、もうそれで金輪際やめてしまうのであれば別ですが、トレーディング行動はそれ以降も続きます。トレーディングというのは連続した行動なわけですからその行動の合計が大事であることは明白です。 野球のバッティングとほぼ同じ考えですね。ホームラン打って終わりであれば奇跡を起こせるかもしれませんが、そうでない場合は練習を繰り返して打率、打点の底上げを狙うしかないのです。 システムトレ...

トレードアイデアを形にする方法...

システムトレードはアイデアがベースとなるものですが、アイデアをシステムに落とし込むことでそのストラテジーの成績評価が可能となります。過去データにおいて良い成績であるということは、将来においても成績が良いであろうという前提の下で同じストラテジーを繰り返していきます。   アイデアを形にする方法は3つあります。 1、リアルタイムでマーケットに対峙し、トライ&エラーでアクションを微修正しながらストラテジーを昇華させる方法 2、マーケットを観察することで、ひらめいたアイデアを基としてバックテストによりアイデアを形づける方法 3、バックテストの過程で、データマイニングをすることで優位性のあるアクションに行き着く方法   生粋のシステムトレーダーが得意なパターンは3→2→1の順となります。メリットとしてはバックテスト過程において損失...

トレーディングと社会貢献

トレーディングと社会貢献が結び付けられないか、ずっと考えてきました。トレーディングを追及することで、IT技術革新が進歩し、数学知識の重要さが認知できるだとか、資本市場の流動性を供給しているだとか色々ありますが、まあどれも弱いと感じています。トレーディングが利益追求型である以上、どうしても利己的にならざるを得ないというところです。 自分が何を目指しているのか。 仮に完璧なトレーディング技術が身についているとして何を求めているのかを考えた場合、何千億円ものお金が必要だとはどうしても思えません。いい車に乗って、いい家に住んで、海外旅行して、といった物質的な豊かさを追求することが幸せなのでしょうか。 今、我々は食べ物に関してはそれほど不自由していません。金銭的に食べたくても食べられない、というものはほとんどないはずです。食べ物がない時代は、出来る限り食料を集めることが目的でしたが...

システムトレーダーの「サボりた...

システムトレーダーとして成功するためには勤勉さが大事だと言われています。しかし、システムトレーダーの本質的なところでは、サボり癖というのがあると最近思えるようになってきました。 プログラミングができるということは、ルーチンワークが面倒で、どうにか楽にならないかと思えてマスターしたというのが、少なからず私のスタートでした。また、トレードもきちんと一回一回のトレードに対して頭をフル活用して対峙するべきですが、それすらも自動化してしまおうという欲求があるというのはその裏返しです。 とは言っても、頑健なシステムトレーダーになるためには努力が必要です。楽をし過ぎると成長せず、定期的なインプットを反強制的に行う仕組みを自分自身で構築しないといけません。私自身、勤勉だと思っていましたが、この「サボりたい気持ち」を認識できたことは一種の収穫です。この矛盾した気持ちを大切にしたいと思います。 ...

未来のトレーディングシステム(...

トレーディングシステムとはすなわち、融通の利かないトレードであるとも言えます。収益性の高いパターンを見つけ出し、そのパターンを愚直なまでに繰り返すことをよしとしています。問題は、誰の目から見ても明らかに利益が得られるパターンは長くは続かないということでしょう。だからこそ、誰もが探し求める聖杯にはありつけないのです。ほんの少しの優位性の積み重ねが利益を残すことにつながるのです。 では、仮にこれが野球の話であると仮定します。ピッチャーがトレーダーで、バッターがマーケットです。ピッチャーは、バッターに打たれないような球を投げることが必要ですが、バックテストを行う(=バッターの特徴を分析する)ことで、打ち取ることができる球のコースがわかったとします。仮にそれをインコース高めのカーブとしますと、トレーディングシステムというのはそれを延々と繰り返すのと同じことなのです。 当然、バッターはそ...

巨大な機関投資家に打ち勝つ

巨大な機関投資家には資金力があり、優秀な頭脳を持つスペシャリストが各任務を負っています。相手は、天才クオンツ集団がストラテジーを組み、高度なITプロフェッショナルが最先端の技術力を使いながら巨額投資をしたシステムを構築し、大口顧客とコミュニケーションを取りながらも自分達でどうにでも料理できる(合法的なインサイダー情報が使える)注文を流しながら、評価が一目でわかるレポーティング等のバックオフィス体制を整備している、という大規模な分業体制が整っています。そしてその活動が休みなく繰り返されているのです。 勝てる気がしませんよね。 しかし、個人投資家(小規模投資集団のことで副業を除く)にも利点が幾つかあります。以下のリストは、機関投資家の弱点でもあり、個人投資家が付け入ることができる隙でもあります。 ・コストが高い ・変化に対応できない ・規制が厳しい ・野心が...

システムトレーダーのためのデー...

システムトレーダーにとって有効なデータ分析手法をまとめてみました。私自身、浅い勉強でしかないのですが、やはりこれらツールは使い込めば使い込むほど応用できるとのことでその背景や目的をしっかりと把握することが大事だと思います。主観ですが、有効なもの順で並んでいます。 1、回帰分析 平均に収束する(回帰)という事象に注目することで数式を作成し、その数式を用いて将来予測しようとする手法。価格だけの分析はナンセンスで、ボラティリティや値幅といった2次的なデータを分析することが有効に思われる。なぜなら、統計・数学に強い人は既に実践している場合も多く、相場経験豊富なシステムトレーダーにとっては優位性に欠けてしまうからである。また、ご存知のように相場というのは平均に収束すると考えていると痛い目に合うからである。いずれにしても基本をしっかりと把握したうえで、使い方を工夫したい。 2、ニューラル...

長期方針を見て、再考

今年初めに以下の長期方針のコラムにて、当ブログの今後の在り方を書いてみましたが、結局のところまた再考することにしました。 1、 ブログの目的が少し変わってきた →相場と戦い始めました。 2、 時間がない →時間がないというのはそもそもありえないです。時間優先順位が低いというだけです。ブログ更新よりも晩ご飯や雑誌を読むことに優先的に使っているだけです。頑張る気持ちがないと更新できないので、そういう意味では怠け者なんでしょうね。でも、頑張ります。ブログ更新は大切にしたいです。誤字脱字はやっぱり気にするほうなので自然体でいるほうがよいかなと思っています。   試行錯誤していったほうが人間らしく、そして何事も上達するのではないでしょうか。     長期方針 -当ブログの今後の在り方- 何かと長い間放置しているこのブログですが、閉...

投資&トレーディング事業計画書...

トレーディングは事業届不要のビジネスであると考えています。商品の売買で収益を上げるのは商売の基本です。トレーディングは参入障壁が低く、安易に取り組めるからこそ損をして脱退する人が多いのです。資金は必要ですが、中学生でも口座を開けることは可能ですからね。 トレーディングは、投資&トレーディング事業計画書をきっちりと書いて準備し、真剣に取り組めば必ず成功できる事業です。以下、私の投資&トレーディング事業計画書です。   ・システムトレードをコアとする。 ・検証は十分に行い、実売買を記録し、シミュレーション売買と比較すること。 ・トレードする商品は出来高が十分にあるものとする。(平均10,000取引単位/日以上) ・最大許容損失は年初資金の3分の1とし、損失を超えた場合はその年の売買を停止する。 ・儲からないストラテジーは半年を目処に廃棄する。 ・稼動口座の...