統計的手法がうまく機能しないとき

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統計的手法がうまく機能しないというのは、言わばシステムトレードで勝つことができないときというのと同じ状況なわけですが、このような時のマーケットは決まって同じような性格を持っています。

  • 方向性の定まらないマーケット

結局、強いのか弱いのか方向性がはっきりしないマーケットのことです。価格が大きなうねりをもって動くときは、値幅がとれますので小刻みにエントリー、エグジットを繰り返すトレーディングシステムであれば勝つことが可能です。しかしながら、ヨタヨタと小さい値幅で行ったり来たりするマーケットはロスカットにかかるだけでなく、手数料とスリッページで損失が重なっていきます。

  • 参加者が少なく、思惑のみで動くマーケット

方向性の定まらないマーケットとよく似たものですが、これは参加者が極端に少ないときに投資家の行動によって価格がブレてしまうマーケットを意味します。こういうときは、少数の投資家が同じような行動をしたとき、或いはマーケットに対して比較的大きなポジションを動かしたときに高値つかみ、安値売りといった状況に陥ることがよくあります。こういうときは、いわゆるダマシが多くシステムトレーダーが最も苦手とするマーケット状況です。

  • 外部要因で動くマーケット

元々のファンダメンタルズと違った要因でマーケットが動くとき、その予期しない値動きは統計的手法を軸にしているシステムトレードにとっては分が悪いようです。ですが、考え方を変えてみると、こういった外部要因、突発的なニュースを全て織り込んだ価格を基に検証を行っているので、これのみを負ける理由にするのはただの言い訳のような気もします。

  • マーケット構造の変化

マーケットは常に変わっていくという前提のもとでリスク管理をするのがシステムトレードですが、あまりに大きな構造変化が起こったときにはかなり弱いです。取引時間の変更、取引倍率の変更、上場廃止(これはトレードできないので当然ですが)、ピット取引から電子取引への移行等が考えられます。


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