ブロックチェーンで混乱していますか? 革新的対進化的

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【特設】ビットオンブロックのコーナーを設けています。随時アップデートしていきますのでよろしくお願いします。


今回の記事では、革新的な破壊的イノベーションであるビットコインと進化的な効率的イノベーションである業界のワークフローツールの違いと、信じられないほど紛らわしいことになぜこれら双方がブロックチェーンと総称されるのかについて、説明します。

こちらの投稿では、「業界のブロックチェーン」という用語の代わりに「業界のワークフローツール」を使います。こちらの文面での新興ソリューション(新しい解決策)とでもいうべきいくつかはブロックチェーンでありません。(例、R3のコード(Corda)はブロックチェーンではありませんが、デジタルアセット社のソリューションはブロックチェーンです。しかし、双方ともに業界のワークフローツールとして提案しています。)

ツイッターとマイクロソフトのシェアポイントは双方ともデータベースの変化形ではありますが、データベース集合と言うに及ばず、暗号通貨は暗号通貨群とは呼ばず、ブロックチェーンプラットフォームや業界のワークフローツールは、多くの雑誌ではブロックチェーン集合とは呼ばれているものの、実際はブロックチェーン集合ではありません。
なぜか。「シェアポイントで140文字までしか使えないと思っていた。(※140文字以内の制限はツイッターの仕様)」というような誤解を生みたくないはずです。

簡単に言うと、暗号通貨や業界のワークフローツールは双方ともに独自の目的達成のため、それぞれの手法を使っての立派な目標を持っています。ツイッターやマイクロソフトのシェアポイントと同じです。

破壊的イノベーション: 公開型暗号通貨

サトシ・ナカモトの論文によるビットコインの目的は以下のように述べられています。「純粋なピア・トゥ・ピアの電子マネーは、金融機関を介さずにオンラインでの直接決済が可能となるだろう。」サトシ・ナカモトの論文によるビットコインの目的は以下のように述べられています。「純粋なピア・トゥ・ピアの電子マネーは、金融機関を介さずにオンラインでの直接決済が可能となるだろう。」

このことはとても新しく、これまでに存在していたものと根本的に違ってきます。

  • 第三者を介さずに電子的に価値があるとみなされます。
  • 特定の第三者による取引認証なしに価値の転送が可能となります。

誰もが参加できる金融機能を内包したシステムをどのように創造するか。という問題提起に対して、その解決方法は「ビットコイン」と答えられます。

効率的イノベーション:業界のワークフローツール

成功する現存機関の目的として、顧客のハピネスを保つことで競争優位性を持ち、持続改善を促す。収益増加とコスト削減により、効率的なものとなる。というのがあります。例、競争力維持や良好なビジネス

株主価値向上に向けてテクノロジーをどのように活用するか。という問題提起に対して、その解決方法は「業界のワークフローツールを使う」と答えられます。

この2つは信じられないくらい違っており、分極化した問題提起というよりは、解決すべき答えの目的が違っているのです。ブロックチェーンは何らかの形で双方に巻き込まれているような形式となっています。

その混同の理由は何でしょうか。なぜ人々は、全体を分ける問題と解決方法について混同してしまうのでしょうか。

誇大広告やPRでの何らかの形で、業界のワークフローツールにはビットコインが内包されているように見えるようです。実際は、業界のワークフローツールとビットコインは対極の価値体系なのに・・。

業界のワークフローツールとビットコインは双方が別々に刺激的なイノベーションですが、その目的は大変異なるものです。

なぜ、このような混同が起こったのか。

2013
2013年に話題になったことと言えばビットコインでした。誰もが、ビットコインのブロックチェーンをブロックチェーンそのものと区別して話すことはありませんでした。例えば、ビットコインの取引を記した複製タイプの台帳です。これがブロックチェーンと呼ばれたのは、唯一ブロックチェーンを使った技術がビットコインのみだったからです。(ビットコインが大半の地位を占めていたのでライトコイン、ドージコインや他のデジタルトークンを除きます。)

2014
2014年には新しい通貨だと言われるようになりました。金融機関が気づき始めた頃で、投資(値上がり期待)、トレーディング資産(売買で利益を得る)、顧客戦略の一つとして(顧客の要望もあり、ビットコインを機能として統合する。)など、金融業界に急速に流れ込みました。

金融サービス業界では、政府や中央銀行に頼らない、匿名でオープンな規制がないと公言するような「通貨」を歓迎はしませんでした。そのような「通貨」の投資、値付け、理解する義務はなかったのです。ビットコインと、詐欺・禁止薬物・地下組織の市場を統制する組合が、金融サービス業界には劣るものの、そのコンセプトを確立しました。いくつかの潜在能力は見られたものの、市場の非流動性やサイズが小さいこともありまだまだの存在でした。

2015
2014年後半から2015年にかけては、ビットコインと分けてブロックチェーンや分散型台帳(ブロックのチェーンである必要性はなく複製台帳として)が語られるようになりました。法人機関は揃って「ビットコインに興味はないが、ブロックチェーンのようなデータ共有のテクノロジーに興味がある。」と言い出しました。詳細は、ブロックチェーン内部のよい点と悪い点[英語版]をご参照下さい。

業界は反応しました。顧客に、資金を集めるため、企業価値を高めるために興味を引きつけようと多くのビットコイン業者がブロックチェーンの会社であるとブランドを再構築していきました。※ビットコインからブロックチェーンへの鞍替え戦略とも言います。これは、ビットコインのネガティブなイメージを避けて、ブロックチェーンという用語で引きつける戦略です。

ブロックチェーン上で(~を使って、~を通して等)、送信します。ブロックチェーン技術を使っています。というフレーズを聞きましたが、何をやっているかを隠すためのビットコインという用語を使わないうまく考えた方策だったのです。これは消費者、投資家、規制当局の判断を誤らせます。このうまく考えられている誤った方向性は今もまだビットコインを取り扱っている業者が追い求めているものであり、実際はビットコインを売買したり送金をしたりしているのに、ブロックチェーンを使っているのだと主張しています。
ビットコインという用語の代わりにブロックチェーンを使うことの問題点は、規制監査の目が厳しくなくなるのと、銀行口座を開くチャンスが高まり、既存通貨が必要となったことです。
このことは、業界に混乱を生みかつ評判を落としています。振り返るとなんと短絡思考なのかと感じます。ブロックチェーン技術を利用している本物の業者が他の様々な解決方法を提供する障害にもなっています。

私はこれをブロックチェーンの失態と呼んでいます。

後に、ジャーナリスト、業界リーダー、政治家、施策リーダー、コンサルタント、ブロガーやディナーパーティのスピーカーが腕を振りながら具体策のないブロックチェーンのことを話しています。第三者あるいは更に効率的な第三者が生まれて既存の銀行や消費者金融のビジネスを壊していき全てを解決するのだと言っています。多くの評論家が世間の流行に乗り、わずかなリサーチ量のコンテンツで逆噴射させながら混乱の母体を作っています。結果的に大混乱が起きたのです。

何社かのテクノロジー業者はビットコインビジネスから業界のワークフローツールのビジネスに方向転換しました。最初のステップとしての金融サービスの問題を読み取ることや問題を理解することなしに、現状把握の金融サービスの問題にビットコインのブロックチェーン技術のバージョンを組み込もうとしたのです。

現役の業者たちは次にブロックチェーン技術を必要としました。世間によく知られることでコンセプトの証明をし始めましたのです。よく知られることで問題を理解したとみなし、解決策を理解したとみなし、ブロックチェーンの解決策を顧客に適用し始めました。 これは、テクノロジーを調査しつつ汚い手を使うのが目的であればわかりますが、純粋なIT構造の観点からは意味をなさないものでした。

以上が2016年の第二四半期に感じたことです。


効果は何だったのか。

ビットコイン:金融機関に干渉されることなしに世界中の人々がお互いに支払いを受ける方法です。
業界のワークフローツール:中央のコントロールなしに組織同士がデータをアップデートし共有するメカニズムです。現行の業界参加者に効率性を生み出します。

ブロックチェーンとしてこれら2つに参照される点はどちらも雑であるということをほのめかしています。どのように見るべきかはこちらとなります。

便益、現実性のチェック、思考すべきポイント

さあ、ビットコインのような暗号通貨と業界のワークフローツールの違いを理解することができたので、どのような便益があるのか探ってみましょう。

業界のワークフローツールは現状に便益がある。

共有型や分散型の台帳・基礎構造、コニュニケーションツールやチャットアプリはビジネスがより効率的に競争力を付加させるのであればとても有効です。業界のワークフローツールを提案し確約することは、多くの参加者を促し長期戦略を有利に進めます。業界のワークフローツールを取り入れることで潜在的にコスト削減や少数支配の地位強化を果たします。

現職の金融機関がこれらの技術を追い求めることについては朝飯前です。

業界のワークフローツールは規制当局にも便益がある。

規制当局は、彼らが監視しているのが何なのかを理解する最もよい方法としてワークフローツールのプラグインの可能性を主張したいと思っています。例えば、長期で監視したい何かに対してです。業界のワークフローツールによって確約された透明性のある資産は、構造的なリスクに対する理解や削減にポジティブな見方をもたらすことになるかもしれません。

しかし、規制当局は新しい構造的なリスク(システマティックリスク)が生じることに気をつけないといけません。グローバルに「大きすぎて潰せない」のはどの機関なのか、独占や寡占の権限を付与するのかどうか。

業界のワークフローツールは資産の決済に対してスピードを早めることはできますが、トレーダーは例えばグロスの決済をしたくないと思っている。(ネット決済を希望)

当日決済とリアルタイムでのグロス決済は違うということです。

当日決済

当日決済は素早く買いたい参加者にとっては大変便益があります。現物保有のT+3(3営業日で現物受け渡し)の代わりに、株式が当日取引が終了した段階で受け渡しが可能となる制度です。これは事前に宣言した担保に対して、他の取引に使えることを意味します。

取引時間削減のため、テクノロジーはこのT+3の取引からT+0の取引への移行に際し、データベースの行をいじったり取引先に情報を伝えることで可能です。ナスダックのスタッフによれば、クエートとサウジの取引所ではT+0で運営を行っているとのことです。

変化を阻止することはテクノロジーではありません。変化を阻止しているのはマーケットの構造であり、習慣であり、規制であり、振る舞いであるのです。DTCC(清算機関)はこのことについてブロックチェーンの論文で詳述しています。

T+0にするのがテクノロジーの問題でないのであれば、新しいテクノロジーは何に使えるというのでしょうか。

リアルタイムのグロス決済

可能な限りリアルタイムに近く、総額ではない純額で取引が個別に清算されることです。グロス決済は1株を買って売った場合において、両方の取引をすべて認識することです。(差額を清算することではない。)
しかし、相殺することは効率的です。リアル生活においては出来る限り相殺することをしています。例えば、友人を夕食に誘い、後日にその友人が私を夕食に誘ってくれた時、おそらくレストランの伝票をみながら全額をきっちり払いましょうということにはならないはずです。おそらく、その差額を気にするかもしれません。これが相殺という意味です。

マーケットのプレイヤーはリアルタイムでのグロス決済を好みません。日中は売買を自由にやり、その日が終わった段階で清算をしたほうがよほど便益があると言えます。取引ごとに清算するとなると興味が削がれ、多くのお金も必要になってきます。担保金も多くなることでしょう。

ビットコインのほぼリアルタイム決済と言えるBTC建ての決済と、業界のワークフローツールが行う無駄のない解決策としてのリアルタイムでのグロス決済(トレーダーは好まない)とで取り違いがあります。

業界のワークフローツールはイノベーションを達成するのは難しく、高価なものである。

極度に慎重に構築しなければ、複数の参加者に影響を受けるシステムのアップグレードは大変困難になり、単独一社による運営は早晩にも硬直化させるでしょう。もし、銀行のアプリを新規導入することに難しいと思うのであれば、複数の銀行が関与する新規導入はどれだけ難しいのかと思うことでしょう。
誰がこの問題についてコーディネートできるのか。誰がコストを支払うのか。
分析すると、インターネットは2、3のTCP/IPと呼ばれるプロトコルを使っています。このプロトコルが頂点に立ったことは驚くべきことでした。しかし、TCP/IPそのものを変えることは大変難しいのです。なぜならばこのプロトコルを基準に多くのソフトウェアやファームウェアが作られているからです。

金融機関の仲介不要にさせるサードパーティ(第三者)はどうですか。

今日、サードパーティはルールを決めてそのルールを順守することで寡占的な地位を楽しめるよう、価格便益を刈り取っています。この業界の設備が構築されると、サードパーティの役割は少し変化してきます。彼らはテクノロジーサービスの中枢として、また、標準化のエージェントとなるでしょう。金融機関の仲介不要にさせることはないだろうと思われます。
おそらく、これらのワークフローツールで参加者サイドのルール執行やコントロールを行い、サードパーティ側でのルール設定やアップグレードの取り決めをやめることでしょう。現存のサードパーティは、ストーリー展開をし、何らかの関連を残せるよう努力して働いています。
金融機関の仲介不要はビットコインや暗号通貨の言い分であり、業界のワークフローツール側の言い分ではないのです。

暗号通貨と金融の組み入れ

ビットコインと他のテクノロジーのトリックは他の特定のサードパーティに頼ることやその存在なしで、二者間で電子的にどこにでも価値を送信できるという世界初の試みでした。このことは良かれとも悪かれとも、金融への組入れの第一段階であることは間違いないです。
しかし、ここに困難があることは、政策立案者が何をして欲しくて(金融への組入れ)、何をして欲しくてないか(ビットコイン)というのが、今までなじみのある金融の内包型ツールなのです。

ビットコインはこれまでで最も金融内包型だと言えるテクノロジーです。業界のワークフローツールは金融の組み入れに関して何もインパクトを与えないでしょう。


さあそれで、次のステップは?

私は現役です。何をすべきでしょうか。

ベストのテクノロジーを使う。

  1. 収益を上げ、コストを削減し、効率性を増し、顧客を幸せにし、株主に利益を還元するためにベストのテクノロジーを使うべきです。
  2. 競争レーンに乗るためにはテクノロジーを使うことが重要です。
  3. 業界のワークフローツールに邁進すべきで、そうでなければチャンスを見逃すことになります。

暗号通貨の破壊的なイノベーションから見を守りましょう!

  1. 政策のロビー活動はさておき、このような破壊に対抗するには現場に降りてその用語を使うことです。ビットコインと競争するために、オープンで、許可が不要な、検閲に耐性のあるビットコインよりもよい支払いネットワークを創る必要があります。
  2. これは銀行免許を持っている限りは大変難しいことです。
  3. 最も息の長い活躍をするにはビットコインの業者に投資をすることです。(本物の暗号通貨業者で、ブロックチェーンで問題解決を行う業者ではありません。)

金融業界を破壊することに私は興味があります。何をすべきでしょうか。

  1. パブリックのブロックチェーンや儲からない事柄、人々が話したがらないことに取り組み続けることです。
  2. オープンネットワークをより良くし、難しい問題を解決し、懐疑論者の間違っていることを証明しましょう。
  3. 焦点を見失わないように!現状の業界の問題を解決しているのではありません。業界内で作られた製品で業界を破壊することはできません。悪魔とダンスを踊る必要はありますか?(訳注:死を待つという意味か。)
  4. ベンチャーキャピタルのお金を先見のけん引案件すぐに費やしてはいけません。お金は、思うよりもすぐになくなってしまうからです。
  5. あなたは物事を成し遂げるのに新たなことをやろうとしています。良かれとも悪かれとも、それは落ち着くことでしょう。

あなたができることについて気をつけましょう。
Be careful what you enable.

私は蚊帳の外となっています。何をすべきでしょうか。

  1. 本を読み、学び、理解し続けなさい。
  2. 響かない、正しいと感じないのであれば手を振ってごまかしなさい。
  3. 宇宙の進化を観察しなさい。未来はエキサイティングです!

未来はどうなるか。

破壊的なイノベーターはビットコイン関連で働き続け、その変遷で改善を行い問題を解決していきます。破壊的な企業は出現し大半は失敗して消えるでしょう。

現役の業者たちは競争に勝ち残り、顧客を幸せにし、株主に利益をもたらすでしょう。彼らはビットコインを無視するでしょう。なぜならば、ビットコインに関しては顧客がそれを欲しいと思っておらず、マーケットは非常に小さいからです。

それから、ビットコインやその産物が十分であれば、次に何かが起こります。破壊的なことは不快です。「クソっ、なんにもできないじゃないか!」強烈なロビー活動やそのテクノロジーを不法だとして取り締まることもあるでしょう。しかし、テクノロジーは勝ちます。これは破壊的であることの物語であり、いくつも語り継がれたものでした。

金融業界の暗号通貨の世界でのサービス提供者は今日までかなり違って見えてくるでしょう。


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