トレーディングシステムを使うヘッジファンド

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ヘッジファンドが採用する運用戦略には様々なものがありますが、そのうちの幾つかはいわゆる金融モデルも含めた広義の意味での「トレーディングシステム」を用いて運用を行っています。そのシステム主体の代表的な投資戦略はマネージド・フューチャーズとして分類され、CTAs (ヘッジファンド:Commodity Trading Advisers)が主に投資先を先物に絞り、投資事業の戦略展開を試みています。その他、株式を用いた手法やグローバル・マクロ型のヘッジファンドの一部でも「トレーディングシステム」を使い運用収益を上げているところもあります。

では、ヘッジファンドが具体的に求めている収益の源泉は何なのでしょうか?

ヘッジファンドは常に市場の非効率性に目を向けています。非効率性には一時的なものと継続的なものがありますが、ヘッジファンドが追い求めているのはこのうちの継続的な市場非効率性です。一時的な非効率性とは、大きな注文が出たときのインパクトによるマーケットの変動やニュースによる変動のことです。一方、継続的な市場非効率性には構造的なものと市場心理に則したものがあります。トレーディングシステムは、この継続的な市場非効率性を考慮に入れて作成されるべきであり、そのようなシステムはAd-Hocなシステム(一時期のみワークするようなシステム)と比べるとはるかに堅牢性(けんろうせい)に優れています。

ちなみに、昨今の運用パフォーマンスですが、2010年くらいまでは無敵を誇るといってもいいくらいの良好な成績でしたが、資産が少数のファンドに集中してしまったことやあまりに過去の成績が良好だったため雨後の竹の子のように誰も彼もが参入してしまったということもあって、全く振るいません。しかしながら、そろそろ芽吹くタイミングではないかと著者は考えています。


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