ヘッジファンドの構造的な問題点(稼ぐ力)

0
364

ヘッジファンドのビジネスモデルは、顧客の資金を預かってその資金を運用するという形式になることから、少なくともある種の利益相反が生まれます。その代表的なものが、投資家とトレーダーで報酬が対称ではないという事実です。顧客資産を使って儲けた場合、成功報酬がトレーダーの懐に入ります。一方、損をした場合は投資家の資金が減少しますが、トレーダーは損をしません。当然、クビになることはあると思いますがクビになったとしても収入がゼロとなるだけであって、マイナスにはならないのです。このような構造的な問題点があることから、いわゆる丁半博打によって大きく勝負したほうが有利であるという状況になりやすいのです。

過去、ブライアン・ハンターというトレーダーが大損をしたときは、改めてこの構造的な問題点が浮き彫りとなりました。ちなみに、不正行為で失敗しない限り、トレーダーは復活出来る可能性があります。例え、トータル収益が大幅にマイナスであったとしても、稼いだ金額が評価されて別のファンドの要職であったりアドバイザーになったりとキャリア継続が可能であることも珍しくありません。

破壊王「Brian Hunter」の悪名は先物業界で後世に語り継がれるであろう

2005年、ヘッジファンド・トレーダーのベストランキング29位だったブライアン・ハンター氏(Brian Hunter)。推定年収は100億円前後で、当時は32歳という、若くもやり手のトレーダーで、恐らくは世界一の天然ガス先物のトレーダーだと言われていました。運用会社アマランス在籍時は、カナダ・カルガリ出身のハンターのためにカナダ・オフィスが創設され、そこで激しくトレーディングをやっていました。

↓↓↓

2006年、ブライアン・ハンターの失敗により、$6.6 billionの巨額損失が発生。運用資産$9 billionのアマランスは破綻しました。

↓↓↓

2008年、ヘッジファンドのアドバイザーとして一つのヘッジファンドを補佐し、他のヘッジファンド全体の運用パフォーマンスは非常に厳しい状況の中、そのファンドは第一四半期で約49%の運用パフォーマンスを上げました。


返事を書く(承認後反映)

Please enter your comment!
Please enter your name here

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.