雑談かなんかで「トレーダー業をやっています」という話になると、必然的に日経平均の過去のイベント周りの話になるのですが、意外とその価格水準は覚えていないもの。なので、ポイントを絞ってまとめてみました。個人投資家との話にも使えます。トレーダー同士であればお互い様でなんて事もないのですが、やはりポイントは押さえたいものですね。
日経平均株価の史上最高値は1989年12月29日に記録した 38,957円(終値はその日の38,915円)。
①―②
2000年の最高値は20,809円だった。米国のITバブル崩壊により下落基調が続き、2001年9月11日の同時多発テロ直後には1万円割れとなり、その月は9,382円の安値をつけた。翌年は反動でやや切りあがったものの再び下落基調となった。
②―③
2003年4月に7,603円の安値をつけていたが、2003年5月にりそな銀行が破たん。不良債権の膿出しが済んだとの見方から一転して反転。2006年1月にライブドア事件が発生して一旦調整されるも2007年2月には18,300円の高値を記録。
③―④
その後、パリバショックや原油高、ベアスターンズ破たん、リーマンショックを経て2008年10月に7千円割れとなった(バブル崩壊後の最安値=6,994円)。
④―⑤
その後反転し、フラッシュクラッシュや欧州債務危機、東日本大震災を経験し底値圏でくすぶっていたが、アベノミクス効果や異次元金融緩和により、2万円を回復。2015年6月に20,952円の高値をつけたがその2ヶ月後に中国の突然の人民元切り下げにより反落。いった持ち直したものの、2016年初頭には中国の株価不安や原油下落等により株安が進んだ。
【1文で・・・】
2000年からの日経平均株価は、2万円から7千円を行ったり来たりしていました。
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